薬剤性肝障害
48歳の女性。倦怠感と痒みを主訴に来院した。1週間前から倦怠感があり、3日前から全身の痒みを自覚し受診した。心窩部不快感、下痢および便秘はない。健康維持のため1年前からサプリメントを摂取していた。内服薬はない。飲酒は機会飲酒。海外渡航歴はない。生貝や生肉の摂食歴はない。意識は清明。身長158cm、体重62kg。体温36.3℃。脈拍72/分、整。血圧116/70mmHg。眼瞼結膜に貧血を認めない。眼球結膜に軽度黄染を認める。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球490万、Hb 14.5g/dL、Ht 42%、白血球6,300(好中球56%、好酸球12%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球25%、異型リンパ球0%)、血小板29万、PT-INR 1.1(基準0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白7.4g/dL、アルブミン4.1g/dL、IgG 1,210mg/dL(基準960~1,960)、総ビリルビン5.1mg/dL、直接ビリルビン3.8mg/dL、AST 770U/L、ALT 620U/L、ALP 426U/L(基準38~113)、γ-GT 487U/L(基準8~50)、血糖96mg/dL。免疫血清学所見:IgM型HA抗体陰性、HBs抗原陰性、IgM型HBc抗体陰性、HCV抗体陰性、HCV-RNA陰性、抗核抗体陰性、抗ミトコンドリア抗体陰性。腹部超音波検査で異常を認めない。 診断確定に有用な検査はどれか。
- aICG試験
- b尿素呼気試験
- 薬剤リンパ球刺激試験
- dα1-アンチトリプシン法
- e経口グルコース負荷試験〈75gOGTT〉
正解:C
要点
ウイルス性肝炎マーカー・自己抗体がすべて陰性で好酸球増多を伴う肝細胞障害型肝障害では、サプリメントも被疑薬となり得るため薬剤リンパ球刺激試験(DLST)で確定診断を進める。
この問題の詳しい解説
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各選択肢がなぜ正しい/誤りか、鑑別の決め手まで一つずつ。
病態・疫学・国試での狙われ方を、周辺テーマと結びつけて整理。
紛らわしいテーマとの決定的な違いと、典型的な引っかけパターン。
要点をカード化して間隔反復。わからない点はその場でAIに質問。
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