成人 Still 病〈AOSD〉
28歳の女性。発熱を主訴に来院した。2週間前から咽頭痛と夕方になると39℃の発熱を認めるようになった。自宅近くの診療所で処方された抗菌薬を内服していたが、改善しないため紹介受診した。既往歴に特記すべきことはない。身長165cm、体重58kg。体温38.7℃。脈拍104/分、整。血圧98/68mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸部と腋窩とに軽度圧痛を伴う径1cmのリンパ節を複数触知する。心音と呼吸音とに異常を認めない。右肋骨弓下に肝を1cm触知する。四肢に多発する小紅斑を認める。小紅斑は、発熱時に出現し解熱後に消退するという。両側の手関節と膝関節に腫脹を認める。尿所見に異常を認めない。赤沈46mm/1時間。血液所見:赤血球465万、Hb 13.8g/dL、Ht 41%、白血球18,100(好中球86%、好酸球1%、好塩基球1%、リンパ球12%)、血小板28万。血液生化学所見:総蛋白6.7g/dL、アルブミン3.4g/dL、総ビリルビン0.6mg/dL、AST 162U/L、ALT 134U/L、LD 330U/L(基準120~245)、ALP 88U/L(基準38~113)、γ-GT 32U/L(基準8~50)、CK 86U/L(基準30~140)、尿素窒素14mg/dL、クレアチニン0.8mg/dL。免疫血清学所見:CRP 22mg/dL、抗核抗体陰性、リウマトイド因子〈RF〉陰性。 次に確認すべき検査値はどれか。
- a第XIII因子
- bHLA-B51
- フェリチン
- dハプトグロビン
- e血清アミロイドA
正解:C
要点
連日の発熱に一致して出没する紅斑と関節腫脹という典型像から成人Still病を疑ったら、次に確認すべきは著明高値をとる血清フェリチンである。
この問題の詳しい解説
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病態・疫学・国試での狙われ方を、周辺テーマと結びつけて整理。
紛らわしいテーマとの決定的な違いと、典型的な引っかけパターン。
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