薬物中毒(三環系・リチウム・睡眠薬・ジギタリス等)
身体診察を継続したところ皮膚はやや湿潤。瞳孔径は両側5.0mmで、対光反射は両側やや緩慢。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で肝・脾を触知しない。腸雑音に異常を認めない。腱反射は正常である。 検査所見:尿所見:蛋白(−)、糖(−)、ケトン体(−)、潜血(−)、沈渣に白血球を認めない。血液所見:赤血球462万、Hb 12.9g/dL、Ht 39%、白血球11,300、血小板20万、PT-INR 1.0(基準0.9〜1.1)。血液生化学所見:総蛋白7.1g/dL、アルブミン3.8g/dL、総ビリルビン0.8mg/dL、直接ビリルビン0.2mg/dL、AST 28U/L、ALT 20U/L、LD 160U/L(基準124〜222)、CK 120U/L(基準41〜153)、尿素窒素17mg/dL、クレアチニン0.8mg/dL、血糖92mg/dL、Na 134mEq/L、K 4.3mEq/L、Cl 99mEq/L。心電図は洞調律で、QT時間の延長を認める。胸部エックス線写真で心陰影の拡大は認めず、肺野に異常を認めない。頭部単純CTに異常を認めない。 来院した友人によると室内に大量の薬の空シートを認めたという。 中毒物質に関する迅速簡易定性検査に用いられる検体はどれか。
- 尿
- b便
- c喀痰
- d血液
- e脳脊髄液
正解:A
要点
三環系抗うつ薬中毒を疑う状況で、複数薬物を同時にスクリーニングできる迅速簡易定性検査の検体は尿である。
この問題の詳しい解説
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病態・疫学・国試での狙われ方を、周辺テーマと結びつけて整理。
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要点をカード化して間隔反復。わからない点はその場でAIに質問。
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