日常生活動作(ADL・IADL・自立度判定)
88歳の女性。要介護認定の申請にあたって、主治医意見書作成のため、長女とともに来院した。68歳から一人暮らしである。これまで持病はなく内服薬はない。これまでは自分で調理していたが、①最近は宅配のお弁当を利用している。②生活用品は近所のお店で買っている。尿失禁はあるが尿とりパッドを自分で交換しており汚すことはない。③長女のところにバスに乗って行くことができなくなり、今は長女が週に1回様子を見に行くようにしている。昔から頑固で自立心が強い。④本人は受診について不満で、支援は不要と考えている様子である。医療面接では⑤同じ話の繰り返しがあり、会話の内容として理解困難なものも含まれる。歩行は正常で、ふらつきや疼痛・しびれはないという。 障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)を下記の表に照らし合わせ「J2」と判断した。 生活自立 ランクJ 何らかの障害を有するが、日常生活はほぼ自立しており独力で外出する。 1.交通機関等を利用して外出する。 2.隣近所へなら外出する。 準寝たきり ランクA 屋内での生活は概ね自立しているが、介助なしには外出しない。 1.介助により外出し、日中はほとんどベッドから離れて生活する。 2.外出の頻度が少なく、日中も寝たり起きたりの生活をしている。 寝たきり ランクB 屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが、座位を保つ。 1.車椅子に移乗し、食事、排泄はベッドから離れて行う。 2.介助により車椅子に移乗する。 ランクC 1日中ベッド上で過ごし、排泄、食事、着替において介助を要する。 1.自力で寝返りをうつ。 2.自力では寝返りもうたない。 下線部のうち、判断の根拠となった項目はどれか。2つ選べ。
- a①
- ②
- ③
- d④
- e⑤
正解:B・C
要点
寝たきり度ランクJ2の判定根拠は「隣近所へなら独力で外出できるか」という移動・外出能力のみであり、生活用品を近所で買えていることと、遠方へバスで行けなくなったことがその直接的な裏づけとなる。
この問題の詳しい解説
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各選択肢がなぜ正しい/誤りか、鑑別の決め手まで一つずつ。
病態・疫学・国試での狙われ方を、周辺テーマと結びつけて整理。
紛らわしいテーマとの決定的な違いと、典型的な引っかけパターン。
要点をカード化して間隔反復。わからない点はその場でAIに質問。
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