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試験対策

医師国家試験の過去問アプリの選び方|失敗は「収録回数」で起きる

iwor 編集部6分で読めます
目次

医師国家試験の過去問アプリは、機能で選ぶと失敗します。見るべきは①収録回数②解説の有無③画像(別冊)への対応④弱点の管理⑤端末間の同期の5つで、なかでも事故が起きるのは①です。実際、App Store で「医師国家試験 過去問」を検索して上位に表示された無料アプリを開いてみると(2026年7月27日・編集部の環境)、収録が第117回・第118回の2回分だけで、解説は付かず、最終更新が2025年4月というものがありました(2026年7月時点)。入れる前に、収録回数と解説の有無だけは必ず確認してください。[3]

アプリ選びで見る5つの軸

  • 収録回数:直近の回まで入っているか。何回分あるか
  • 解説の有無と質:問題と正答だけなのか、解説まで付くのか
  • 画像(別冊)への対応:画像問題の写真が見られるか
  • 弱点の管理:間違えた問題・自信がなかった問題を後から絞れるか
  • 端末間の同期:スマホとパソコンで進捗が繋がるか

「問題数◯万問」は比較の役に立ちません。国試の出題数は1回あたり400問前後で決まっているため、問題数の多さは基本的に収録回数の言い換えだからです。数より、どの回まで入っているかを見てください。

ストアで上位のアプリは、実際どうなっているのか

主なものを実際に開くと、次のような状態でした(いずれも2026年7月27日時点の各ストア・公式ページの記載)。

無料の「最新 医師国家試験 過去問題集 2025」は、アプリ内課金なしで使えますが、収録は第118回(2024年実施)と第117回(2023年実施)の2回分です。説明文には「解説は付属しません」と明記されており、最終更新は2025年4月18日。つまり第119回・第120回は入っていません。[3]

これは、そのアプリが悪いという話ではありません。無料で問題と正答をスマホに入れて反復するという目的なら十分に成立します。問題は、検索した人がその前提を知らずに「過去問アプリを入れた」と思い込むことです。国試対策として過去問を回すつもりなら、直近の回が入っていないアプリは主力になりません。

無料で過去問を解ける選択肢(2026年7月時点)

厚生労働省の公式公開(出発点)

問題・正答・画像の別冊は、厚生労働省が回ごとに公式サイトで無料公開しています。登録も不要な一次資料です。ただし解説は付きません(「正答は分かるが、なぜそうなるかは自分で調べる」という使い方になります)。もう一点、別冊については「ホームページ掲載にあたり一部非公表又は加工により実際に出題された画像と異なるものがあります」と明記されている点も、画像問題の練習に使うなら知っておいてください。[1]

MEC Net(無料・要会員登録)

予備校メックが提供する演習サービスで、第120回を含む第100回以降の過去問が対象、11,000問超を無料で演習できます(会員登録が必要)。問題によってはテキスト解説に加えて動画解説も利用できると案内されています。[2]

iwor(無料枠は1日15問)

iwor の国試演習は第100回から第120回までの21回分を収録し、回数別・分野別のほか、条件を指定して自分用の演習セットを作れます。無料プランでは1セッション5問・1日3セッションまで解けます。画像問題にも対応しています。

QBオンライン(有料・定番)

メディックメディアが提供する定番の演習サービスです。書籍のQBと同じ解説を軸に演習できる点が特徴です。料金や収録範囲は年度で変わるため、申し込み前に公式で確認してください。[4]

解説をどこで読むかという論点そのものは、医師国家試験の過去問の解説はどこで読める?で無料・有料の選択肢を整理しています。この記事は「解く道具の選び方」に絞っています。

見落とされがちな、画像問題(別冊)の扱い

国試では、心電図・胸部X線・皮膚所見などの画像が別冊として配られます。ここがアプリによって最も差が出る部分です。テキストだけを取り込んだアプリでは、画像問題が「問題文はあるが写真がない」状態になり、事実上解けません。

画像問題が苦手な人ほど、画像に対応した環境で数をこなす必要があります。逆に言えば、通学中に文章問題だけ回して、画像問題は机に向かったときにまとめて解く、という割り切りも成立します。自分がどちらの使い方をするのかを決めてから選ぶと、迷いません。

「解いた」で終わらせないために

アプリを入れた直後は解答数が伸びますが、数か月後に残っているかは別問題です。過去問を何年分やるべきかという議論も、結局は年数ではなく定着で決まります(医師国家試験の過去問は何年分やるべき?)。

そこで効くのが、解いた後に絞り込める仕組みです。iwor の演習では、出題区分(総論・各論・必修)、出題特性(画像・計算・禁忌肢・複数選択・連問)、直近の結果(自信あり/自信なし/正解/不正解)、そして復習期日で問題を絞って、その場で演習セットを作れます。「必修で、前回自信がなかった問題だけ」といった集合を作れると、直前期の時間の使い方が変わります。

iwor なら、必要な問題だけ絞って解けます。

iwor は医師のためのワークスペースで、国試演習は毎日無料で使えます。必修・禁忌肢・復習期日などで絞って演習セットを作れます。

無料ではじめる

よくある質問

医師国家試験の過去問を無料で解く方法はありますか?

あります。厚生労働省が問題・正答・別冊を公式に無料公開しているほか、MEC Net が第100回以降の過去問を無料(要会員登録)で演習できるようにしています。iwor も基本機能は無料で、1セッション5問・1日3セッションまで演習できます。ただし無料の範囲は各サービスで変わるため、利用前に公式の記載を確認してください。[1],[2]

アプリだけで国試対策は完結しますか?

解く場所としてはアプリで足りますが、解説を読んで理解し、覚え直すところまで含めると1つに絞る必要はありません。教材全体の組み合わせ方は参考書・問題集・アプリの組み合わせ方で整理しています。

スマホとパソコンで進捗を共有できますか?

サービスによります。端末内にデータを持つ買い切り型のアプリは、機種変更で進捗が消えることがあります。アカウントを作って使うWebサービス型(QBオンライン・MEC Net・iwor など)は、一般に同じアカウントで端末をまたいで続きから解けます(詳細は各社の公式記載を確認してください)。

古い回の過去問はやる意味がありますか?

あります。ただし出題基準は改定されるため、古い回ほど現在の医療と合わない設問が混じります。基本は直近の回を優先し、余力で遡るのが安全です。詳しくは過去問は何年分やるべきかをどうぞ。

まとめ

過去問アプリで失敗する最大の原因は、機能ではなく収録範囲です。入れる前に、直近の回まで入っているか、解説が付くか、画像問題が見られるかの3点だけ確認してください。それさえ押さえれば、無料の選択肢でも十分に回せます。あとは解いた後に弱点だけを絞り直せるかどうかで、残り時間の効率が決まります。アプリを使わず公式PDFだけで解く場合に何が手に入り何が手に入らないかは、過去問を無料で解く方法で線引きしました。

出典

  1. 1.一次資料厚生労働省第120回医師国家試験問題および正答について mhlw.go.jp2026-07-27 取得)
  2. 2.一次資料MEC Net(株式会社メック)無料の医師国家試験 過去問/CBT 問題演習 mecnet.jp2026-07-27 取得)
  3. 3.一次資料App Store最新 医師国家試験 過去問題集 2025(収録回・価格・更新日) apps.apple.com2026-07-27 取得)
  4. 4.一次資料メディックメディアQBオンライン|医師国家試験 qb.medilink-study.com2026-07-27 取得)

本記事はiwor 編集部が作成し、医師が監修しています。掲載内容は一般的な学習目的の情報であり、 診断・治療の最終判断は必ず一次資料・指導医にご確認ください。 編集方針と監修体制

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