症例報告の資料を、白紙から作らない。
経過表・発表スライド・学会ポスター。型と診療科別の見本が先に入っているので、 中身を書けばそのまま形になります。学会発表だけでなく、実習の症例レポートや院内の抄読会・勉強会の資料にも。
患者情報を守る設計です。入力した症例を生成 AI に渡すことはなく、氏名や患者 ID の入力欄もありません。
数字を入れるだけで、経過表になる。
体温・検査値・抗菌薬の帯・処置の目印を、1枚の図にまとめます。Excel でグラフを作り直したり、目盛りや凡例の位置を手で直したりする必要はありません。
- 診療科別の型が8つ感染症・術後・化学療法・心不全ほか
- Excel から取り込めるCSV も。表からコピーして貼るだけでも
- 配色と比率を選べる3種+モノクロ/自動・4:3・16:9
- PowerPoint で書き出すSVG・PNG・CSV も
スライドは、型を埋めるだけ。
主訴・現病歴・検査・経過・考察という症例報告の流れが、最初からスライドとして並んでいます。検査値は入力すると表の形に整い、基準値から外れた値には印が付きます。
- 発表形式のプリセット内科地方会・学術集会・英語発表・院内 CPC
- 定型文を11種既往歴・現症・検査所見などを埋められます
- 発表練習まで iwor の中で経過時間と手元メモを見ながら
- PowerPoint で書き出す図形のまま出るので、渡した先で直せます
ポスターの体裁は、もう決まっている。
学会ポスターは毎回、サイズも段組みも余白も文字の大きさも自分で決めることになります。iwor は学会で通る体裁を先に組んであるので、中身を書けばポスターになります。
- 学会のサイズをそのままA0・90×180cm・90×210cm・演題番号つき
- サイズ・配色・書体は一括図形を1つずつ直す必要はありません
- スライドと相互に組み直せる作った経過表もそのまま埋め込めます
- PDF は印刷所にそのまま書体を埋め込んだベクターで出ます
作り方をもっと詳しく
寸法や枚数の目安、COI の書き方は、それぞれ1本の記事にまとめています。
症例報告の抄録の書き方
字数は学会ごとに345字〜1,800字。800字の内訳は経過に半分・考察に4分の1。書くと不利になる決まり文句も。
症例報告の経過表の作り方
横軸は第◯病日、縦は症候・検査値・治療の3段。Excel と PowerPoint で組む手順と、時間が消える箇所。
COI 開示スライドの書き方と例
「なし」「あり」の文言、何枚目に置くか、何年分を申告するか。3つの学会で実際に割れていた点。
学会発表のスライドは何枚か
5分・7分・10分・30分の目安を出典ごとに。症例報告なら何を何枚にするかの内訳つき。
症例報告のスライドのテンプレート
雛形に共通する枚の並びと、自分の科で足す枚(手術・病理・手技・ADL)。埋める順番も。
医学の学会ポスターのテンプレート
症例報告の構成と、A0・90×180cm のサイズの決め方。PowerPoint の寸法上限と印刷の伝え方。
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よくある質問
経過表に検査値は何項目まで載せますか。
項目数に決まりはありませんが、載せるのは診断の根拠になった値と、治療への反応が出た値に絞るのが読みやすくなります。感染症なら体温と CRP、心不全なら体重と BNP のように、見比べたい二つを同じ図の左右の軸に重ねると対応が読めます。すべての採血項目を並べると、どれを見ればよいかが伝わらなくなります。
抗菌薬や利尿薬は、どう描くのがよいですか。
開始日と変更日だけが意味を持つ薬は、投与期間を帯で描きます。用量の増減そのものが治療の履歴になる薬(昇圧薬・利尿薬・インスリン)は階段で置きます。投与した日そのものに意味がある薬や処置(免疫グロブリン・抗がん剤・輸血)は、その日に矢印や三角を置いて、線でつなぎません。
検査値の縦軸は、目盛りをどう取りますか。
数百から数万まで幅広く動く値は対数軸にします。iwor の型では白血球と BNP を対数で描いていて、等間隔の目盛りだと低い側の変化がつぶれるのを避けています。血圧や体重のように動く幅が狭い値は、そのままの目盛りで構いません。
入院が長いとき、経過表が横に伸びてしまいます。
動きのない期間は省略記号でたたんで、変化した日どうしを近づけます。iwor の型では省略期間を図の中に置けるので、2か月の入院でも1枚に収まります。産科のように日数より週数で読む経過は、横軸そのものを妊娠週数に変えます。
Excel や PowerPoint で作るのと、どう違いますか。
軸・帯・階段・省略期間を毎回自分で組む必要がないところが違います。iwor では診療科別に8つの型(感染症・集中治療/術後経過/化学療法/心不全/意識障害/川崎病/妊娠高血圧腎症/血糖)が先に入っていて、数字と病日を入れ替えると経過表になります。書き出しは PowerPoint で、画像ではなく図形と文字のまま出るので、渡した先でも直せます。
学会ポスターを自分で作れますか。
作れます。サイズ・段組み・余白・文字の大きさは先に組んであるので、背景・症例・所見・経過・考察を書けばポスターの形になります。PowerPoint と PDF で書き出せて、PDF は書体を埋め込んだベクターなので印刷所にそのまま渡せます。
PowerPoint で編集できますか。
できます。画像として貼り付けるのではなく、図形と文字のまま .pptx で出ます。学会の指定に合わせて会場で直したいときも PowerPoint 側で触れます。90×180cm と 90×210cm は PowerPoint の寸法上限(142.24cm)を超えるため 50% サイズで出るので、印刷所には「200% で印刷」と伝えてください。PDF は実寸です。
発表時間に対して、スライドは何枚くらいですか。
iwor のプリセットでは、5分の地方会で10枚前後、7分の学術集会で14枚前後、10分の院内 CPC で18枚前後を目安にしています。上の表のとおりです。大会ごとに指定が変わるので、最後は学会の案内で確かめてください。
経過表だけ作ることもできますか。
できます。経過表・発表スライド・学会ポスターは別々に作れます。作った経過表はスライドの「臨床経過」の枚にそのまま埋め込めますし、発表スライドとポスターは相互にワンクリックで組み直せます。
患者の情報を入力しても大丈夫ですか。
氏名や患者 ID を入れる欄はそもそも設けていません。時間は「第◯病日」で入力します。書いた内容が生成 AI に送られることもありません。書き出す前に、患者を特定しうる記述が残っていないかのチェックも走ります。
無料で使えますか。
無料登録で、経過表・発表スライド・学会ポスターをそれぞれ保存して別の端末から開けます。書き出せる形式はプランによって違うので、料金ページで確かめてください。
寸法と目安の一覧
発表形式ごとの、比率・時間・枚数の目安
iwor のプリセットが持っている値です。選ぶとスライドの比率と COI の位置がその形に切り替わります。 大会ごとに毎年変わるので、最終的には必ず学会の案内で確かめてください。
- 日本内科学会 地方会
- 16:9・5分・10枚前後・COI は1枚目(タイトル)
- 学術集会(16:9・COI は2枚目)
- 16:9・7分・14枚前後・COI は2枚目
- 学術集会(4:3 指定)
- 4:3・7分・14枚前後・COI は2枚目
- 研究発表(本研究に関連し…)
- 16:9・7分・14枚前後・COI は2枚目
- 英語発表
- 16:9・COI は2枚目
- 院内 CPC・研修医発表会
- 16:9・10分・18枚前後・COI は2枚目
- 院内抄読会
- 16:9・15分・8枚前後・COI は1枚目(タイトル)
学会ポスターのサイズ
iwor が用意しているサイズです。左上に演題番号のスペース(20×20cm)を空ける切り替えもあります。
- A0 縦(84.1×118.9cm)841 × 1189 mm
- 幅90cm のパネルに1枚で貼れる寸法です。
- 90×180cm(パネル全面)900 × 1800 mm
- PowerPoint の上限(142.24cm)を超えるため、ファイルは50%サイズ(45×90cm)で作られます。印刷所に「200%(倍率指定)で印刷」と伝えてください。PDF は実寸で出ます。
- 90×210cm(大型パネル)900 × 2100 mm
- PowerPoint の上限(142.24cm)を超えるため、ファイルは50%サイズ(45×105cm)で作られます。印刷所に「200%(倍率指定)で印刷」と伝えてください。PDF は実寸で出ます。
経過表のテンプレート
診療科ごとに8つ。選ぶと項目と目盛りがその型で入るので、数字を入れ替えるだけで自分の症例になります。
- 感染症・集中治療
- 昇圧薬の階段・抗菌薬の帯・熱型・対数軸・省略期間まで全部入り
- 昇圧薬(NAD)は量の増減が治療の履歴なので階段で置き、抗菌薬(CTRX・MEPM)は切り替えが分かればよいので投与期間を帯で描く。白血球は数千から数万まで幅広く動くため、そのグラフの縦軸だけを対数にして基準範囲を網掛けで示す。体温と CRP は同じ図の左右の軸に分けて重ねる。気管支鏡は三角、血液培養は点で、行った日だけを置く。動きの少ない第11〜15病日は省略記号でたたむ。
- 術後経過(外科)
- 手術マーク・ドレーン・硬膜外・創部痛・排液量
- 横軸を術後日数にして、手術の日を三角で置く。ドレーン抜去と経口摂取の再開は回復の節目なので、その日を矢印で示す。硬膜外カテーテルは留置していた期間を括弧で示す。抗菌薬(CEZ)と鎮痛薬(アセトアミノフェン)は投与期間を帯にする。排液量は日ごとの数値を行で並べ、創部痛は 0〜10 の強さを曲線で示す。
- 化学療法(血液・腫瘍)
- 投与矢印・輸血・G-CSF・血球の対数グラフ・FN注釈
- 抗がん剤は投与した日(day1〜3)に矢印を1本ずつ置き、G-CSF も同じく矢印で示す。赤血球と血小板の輸血は三角で区別する。白血球は数百から数千まで大きく落ちて戻るため、縦軸を対数にして基準範囲を網掛けする。血小板は右の軸に分けて重ねる。抗菌薬(CFPM)は投与期間を帯にし、血液培養の結果は数値の行に置く。
- 心不全
- 利尿薬の階段・体重とBNP・呼吸困難・NYHA行
- 利尿薬のフロセミドは量の増減を階段で、トルバプタンは投与期間を帯で描き分ける。体重と BNP は同じ図の左右の軸に重ねて、二つの動きを見比べられるようにする。BNP は数百から千を超えるまで動くため、右の軸を対数にする。呼吸困難は強さの推移を曲線で示し、NYHA 分類は数値の行に置く。
- 意識障害(脳神経)
- 病期フェーズ帯・パルス・JCS行・髄液細胞数・省略期間
- 急性期と回復期で診療の中身が変わるので、病期をフェーズ帯で区切る。ステロイドパルス(mPSL)は投与した日に矢印を1本ずつ置き、抗ウイルス薬(アシクロビル)は投与期間を帯にする。腰椎穿刺は点、MRI は三角で、検査した日だけを示す。髄液細胞数は測った日が飛び飛びなので、線でつながず点で置く。意識レベルは JCS を数値の行に並べ、動きの少ない第16〜20病日は省略記号でたたむ。
- 川崎病(小児)
- 熱型・免疫グロブリン・アスピリンの減量・症状の山型・冠動脈の行
- 解熱の時期が治療効果の判定に関わるので、熱型を主役に置き、CRP を右の軸に重ねる。免疫グロブリンは投与した日に矢印を1本置き、アスピリンは量を減らしていく経過を階段で示す。発疹と頸部リンパ節腫脹は出現から消退までを山の形で示す。心エコーは点で検査した日を置き、冠動脈の Z スコアと血小板は数値の行に並べる。
- 妊娠高血圧腎症(産科)
- 妊娠週数を横軸に・血圧と尿蛋白・管理入院と帝王切開
- 産科は入院日数ではなく妊娠週数で経過を読むので、横軸を週数にする。収縮期と拡張期の血圧は左の軸に2本で入れ、尿蛋白/Cr 比は右の軸に分けて重ねる。降圧薬(ラベタロール)は量の増減を階段、硫酸マグネシウムは投与期間を帯で描く。ベタメタゾンは矢印、NST は点、帝王切開は三角で、それぞれの日を示す。管理入院の期間は括弧で、産褥はフェーズ帯で区切る。
- 血糖・インスリン(糖尿病)
- 治療のフェーズ帯・インスリンの階段・目標域の網掛け
- 食事療法・インスリン導入・経口薬併用と治療の段階が変わるので、フェーズ帯で区切る。朝食前と夕食前の血糖を実線と破線で重ね、空腹時の目標域を網掛けで背景に置くと、外れた日が一目で分かる。持効型インスリンは単位の増減を階段、メトホルミンは投与期間を帯で描く。HbA1c・尿ケトン・体重は測った値を数値の行に並べる。