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学会発表

学会発表のスライドは何枚か|5分・7分・10分・30分の目安と、症例報告なら何を何枚にするか

iwor 編集部5分で読めます
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目次

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学会発表のスライド枚数の目安は、資料によって1分に1枚から2枚まで幅があります。研究発表の指南は1分1枚寄りで、症例報告の口演は上限寄りです。症例報告には表紙・COI・結語のように短く済むスライドが数枚あるからです。iwor の目安は5分で10枚前後、7分で14枚前後、10分で18枚前後です。[1],[2]

発表時間別の目安

よく挙がる目安を並べます。数字が割れているのは、想定している発表の種類が違うからです。

  • 5分:5〜6枚(英文校正会社のブログ。10分の研究発表を5分に圧縮する場合)
  • 7分:7〜14枚(薬学系の連載。1枚あたり30〜60秒かけて話す前提)
  • 10分:7〜10枚(発表の指南メモ。発表時間を1〜1.5分で割る)/10〜12枚(英文校正会社のブログ)
  • 15〜30分:発表の指南メモは発表時間を1〜2分で割る=30分で15〜30枚。印刷会社のコラムは発表時間の1.5倍から2倍とし、30分なら45〜60枚
  • 60分以上:発表の指南メモは発表時間を1.5〜3分で割る=60分で20〜40枚
[3],[2],[1],[4]

読み方は2つあります。1つ目は、研究発表の指南が1分1枚寄りで、印刷会社のコラムや症例報告の目安は1分2枚寄りだということ。症例報告は1枚の情報量が少ないスライドが多く、テンポよく進むからです。

2つ目は、どのスライドにも最低30秒はかける前提で数えている資料があることです。1枚10秒で流すスライドが10枚あるなら、内容としては3〜4枚分になります。枚数を数えるより「1枚30秒以上話すスライドが何枚あるか」で数えるほうが、時間の見積もりは外れにくくなります。[1]

症例報告なら、何を何枚にするか

代表的な構成として、表紙・利益相反(COI)・現病歴・現症・検査・画像・神経生理検査・経過図・考察・結論の10項目が挙げられています。この10項目を1枚ずつにすると10枚になります。[5]

神経生理検査は神経内科の症例向けの項目です。他科では、その症例で鍵になる検査に読み替えてください。以下は、この10枚と iwor の目安から組んだ内訳です。

  • 5分(10枚前後):表紙1・COI 1・現病歴1・現症1・検査1・画像1・経過表1・考察2・結語1。考察を2枚にして、それ以外は1枚ずつ
  • 7分(12〜14枚):上の10枚に、症例のまとめ1・考察をもう1〜2枚・画像や検査を1枚足す
  • 10分(15〜18枚):さらに背景1・検査を時系列で2枚に分ける・考察を3〜4枚にして文献との対比を厚くする

増やすときの順番は「考察→検査・画像→背景」で、減らすときはその逆です。結論は稀少性だけを述べたり過剰に一般化したりせず、考察は箇条書きを避けて表か図解にします。[5]

枚数が足りないときに考察を削って一般論の箇条書き1枚にすると、発表そのものが弱くなります。削るなら先に、現症の細かい陰性所見と、主題から遠い検査や画像です。

枚数より先に決めるのは、時間の配分

枚数は結果です。英文校正会社のブログが挙げる10分発表の配分例は、タイトル30秒・背景2分・目的30秒・方法1分・結果4分・考察1分30秒・今後30秒。先に時間の枠を決めて、その中に内容を当てはめると構成がぶれにくくなります。[3]

症例報告に置き換えるなら、聴衆に持ち帰ってほしい1点を先に1文で決めます。それを支える経過表と考察に時間を寄せ、現病歴と現症は前置きとして短くします。配分が決まれば、枚数は各パートに1枚30秒以上で割り当てた結果として出ます。

iwor が目安にしている枚数

iwor の発表スライドは、症例報告の流れが最初から並んだテンプレートから作ります。スライドは増やしたり減らしたりでき、上の内訳はそのまま操作の順番になります。

発表形式ごとのプリセットもあります。内科地方会は5分・10枚前後、学術集会と研究発表は7分・14枚前後、院内 CPC と研修医発表会は10分・18枚前後です。選ぶと比率と COI の位置も一緒に切り替わります。

発表時間も枚数も iwor が置いた目安です。院内 CPC・研修医発表会のように学会ではない形式も含みます。指定があれば学会や施設の案内が正です。

症例報告のスライドは、埋めるだけ。

表紙・COI・現病歴・検査・経過・考察・結語が、最初から並んだ状態で始められます。

見本を見る

COI の置き場所はCOI 開示スライドの書き方にあります。経過表の作り方は症例報告の経過表の作り方にまとめました。並びと科ごとに足すスライドは症例報告のスライドのテンプレートにあります。

よくある質問

6分の症例報告なら何枚ですか?

5分の目安が10枚前後、7分の目安が12〜14枚なので、間の11〜12枚です。10枚の構成に、症例のまとめか考察を1枚足すと収まります。

8分・12分など中途半端な時間のときは?

「1枚30秒以上」で割ります。8分なら16枚が上限で、7分の目安が14枚前後なので15枚前後。12分なら24枚が上限で、10分の目安が18枚前後なので21枚前後です。

枚数が多いと減点されますか?

減点の規定より先に時間です。持ち時間の超過は避けます。枚数が多いこと自体も、聴衆が忘れる方向に働きます。学会が枚数や時間を指定していれば、そちらが優先です。

「ご清聴ありがとうございました」は数に入れますか?

勧めていない資料があります。そのスライドを出すと聴衆が直前の結論を忘れ、質問が出るのを阻害するという理由です。[1]

まとめ

目安は資料によって1分に1〜2枚と幅があり、研究発表の指南は1分1枚寄り、症例報告の口演は上限寄りです。iwor は5分10枚前後・7分14枚前後・10分18枚前後を目安にしています。数え方は「1枚30秒以上話すスライドが何枚あるか」で、時間の配分を先に決めて枚数はその結果として出します。最後は通し練習の実測時間で確かめてください。枚数の前に確かめる比率と COI の位置は学会発表スライドの作り方にまとめています。

出典

  1. 1.東京大学大学院総合文化研究科 森畑研究室(森畑明昌氏の個人メモ)「良い発表をするために」 graco.c.u-tokyo.ac.jp(2026-08-17 取得)
  2. 2.日本社会薬学会(社会薬学)「新田明美. 知らないと大変?!研究する上でやってはいけないこと(禁忌)第5回目:学会発表に向けて. 社会薬学 2017;36(1)」 jstage.jst.go.jp(2026-08-17 取得)
  3. 3.エディテージ(英文校正会社のブログ)「学会PPT発表完全ガイド2:「伝わる発表のための原稿設計と練習の進め方」(2026年1月22日)」 editage.jp(2026-08-17 取得)
  4. 4.キンコーズ・ジャパン(印刷会社のコラム)「分かりやすい学会発表のスライドを作成する4つのコツ(2023年12月20日)」 kinkos.co.jp(2026-08-17 取得)
  5. 5.一次資料日本神経学会(臨床神経学)「平賀陽之. 経験した症例をまとめる:わかりやすく効果的なスライドの作り方. 臨床神経学 2025;65(6):459-467」 jstage.jst.go.jp(2026-08-17 取得)

本記事はiwor 編集部が作成し、医師が監修しています。掲載内容は一般的な学習目的の情報であり、 診断・治療の最終判断は必ず一次資料・指導医にご確認ください。 編集方針と監修体制

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表紙・COI・現病歴・検査・経過・考察・結語が、最初から並んだ状態で始められます。何を何枚にするかで迷う時間がなくなります。