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試験対策

医師国家試験の一般問題と臨床問題の違い|1問3点なのは必修の臨床50問だけ

iwor 編集部5分で読めます
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一般問題はテーマを直接問う短文の知識問題、臨床問題は「◯歳の男性」のような症例提示から始まり、状況を読んで判断する問題です。配点の差があるのは、必修の中だけです。

第120回の合格基準で、厚生労働省は必修問題を「一般問題を1問1点、臨床実地問題を1問3点」と定めています。必修問題を除いた一般問題と臨床実地問題は「各々1問1点」です。[1]

つまり必修100問は一般50問+臨床50問で200点満点、必修以外の300問は一般も臨床も同じ1点で300点満点。「臨床問題は配点が重い」が当てはまるのは、いまは必修の50問だけです。

見た目の違い:症例文があるかないか

一般問題は「◯◯について正しいのはどれか」「◯◯の原因はどれか」のように、テーマを直接問います。1〜2行で問題文が終わり、問われているのは語句レベルの知識です。臨床問題は年齢・性別・主訴から始まる症例文があり、経過・所見・検査値を読んだうえで、診断や次の一手を選びます。1つの症例に設問が2問、3問と続く連問の形もあります。iwor の収録データで数えると、第120回では2問続きの連問がB・Eブロックに各5組、3問続きの連問がC・Fブロックに各5組ありました。

どの問題が一般でどの問題が臨床か、という1問ずつの区分表は公表されていません。受験する側から見れば、区分は「症例文があるかどうか」という見た目で判別できます。

第120回の400問はこう分かれている

第120回は2日間で400問、A〜Fの6ブロックに分かれています。iwor の収録データで数えると、朝のA・Dと夕方のC・Fが各75問、昼のB・Eが各50問で、BとEの100問は全問が必修でした。つまり試験の構造は「必修100問+必修以外300問」で、これに上の配点を重ねると次の形になります。[1]

  • 必修100問(B・Eブロック)……一般50問×1点+臨床50問×3点=200点満点。合格基準は160点以上(80%)
  • 必修以外300問(A・C・D・Fブロック)……一般も臨床も各1問1点=300点満点。第120回の合格基準は224点以上(74.7%)で、この線は回ごとに動く

必修の内訳が一般50問と臨床50問になるのは、公表された満点200点・配点1点と3点に、iwor の収録データで数えた問題数100問を合わせて導いた数です。臨床形式の1問を落とすと3点動くので、必修の中では臨床問題のミスが一般問題の3倍重い、というのは配点上の事実です。時間割とブロック構成の詳細は医師国家試験の時間割で扱っています。

「臨床は3点」が全体の話だったのは第111回まで

先輩の代の知識やSNSの古い投稿で「臨床実地問題は1問3点」と聞くことがあります。これは以前の制度の話です。第111回までは、必修を除いた一般問題と臨床実地問題を別々に判定していました。第111回は一般問題が128点以上/198点、臨床実地問題が381点以上/600点です。臨床実地600点満点は、1問3点×200問の計算です。この2つを合算して各1問1点で数える現在の形になったのは第112回(2018年)からです。[3],[2]

だから「一般と臨床の違い」を配点で語るときは、いつの制度の話かで意味が変わります。現行制度で配点の差が残っているのは必修の中だけ。必修以外では、短文の知識問題も長い症例問題も同じ1点です。合格基準そのものの読み方は第120回医師国家試験のボーダーにあります。必修は8割で固定、一般臨床は69.6%から76.7%で動いた10回分を並べています。[2],[6],[1]

対策のうえで効く違いは、配点より「必修かどうか」

配点の差が必修に集約された結果、対策の優先順位も「一般か臨床か」より「必修かどうか」で決まります。必修は満点の8割という絶対基準で、ここを割ると他が満点でも不合格です。必修と禁忌肢の守り方は必修問題と禁忌肢にまとめています。[1]

必修以外の300問は1問1点の積み上げです。一般問題は知識がそのまま点になり、臨床問題は症例文から情報を拾う手順が挟まる、という解き方の違いはありますが、採点上はどちらで取っても同じ1点です。演習で「一般だけ」「臨床だけ」を集中的に解きたいときは、形式で絞って演習セットを作ると、苦手な形式だけを回せます。なお iwor は臨床実地問題を「臨床」と「長文」に分けているので、「臨床」だけを絞ると長文の症例問題が外れます。

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よくある質問

医師国家試験は何点満点ですか?

第120回は、必修が200点満点、必修を除いた一般・臨床実地が300点満点でした。足すと500点ですが、合否は2つを別々に判定します。合計点で決まる試験ではありません。[1]

必修問題とそれ以外は別採点なのですか?

はい。①必修(第120回は160点以上/200点)②必修を除いた一般・臨床実地(224点以上/300点)③禁忌肢の選択数(3問以下)を、同時に満たして合格です。[1],[4],[5]

どれが一般問題でどれが臨床問題か、試験中に分かりますか?

症例提示の有無で見た目は分かれます。第120回では昼のB・Eブロック100問が全問必修で、問題数も他のブロックと違いました。

臨床問題のほうが1問の配点が高いのですか?

必修の中では高く、一般が1点、臨床が3点です。必修以外では同じ1点です。「臨床実地は3点」が試験全体に当てはまったのは別判定だった第111回までで、第112回からは必修以外の一般・臨床は合算して各1問1点になりました。

一般問題と臨床問題は、どちらを先に対策すべきですか?

形式より先に、必修かどうかで区切るほうが合格基準の構造に合います。必修は8割の絶対基準なので、取りこぼしを潰すことが先です。必修以外は1問1点の積み上げです。

まとめ

一般問題は短文の知識問題、臨床問題は症例文から判断する問題です。第120回の400問は、必修100問と必修以外300問に分かれます。必修は一般50問が1点・臨床50問が3点で200点満点、8割が基準。必修以外は一般も臨床も1問1点で、224点以上が基準です。配点の差があるのは必修の中だけで、「臨床実地は1問3点」が全体の話だったのは別判定の第111回まで。対策の区切りは「一般か臨床か」より「必修かどうか」です。

出典

  1. 1.一次資料厚生労働省「第120回医師国家試験の合格発表について」 mhlw.go.jp(2026-08-13 取得)
  2. 2.一次資料厚生労働省「第112回医師国家試験の合格発表について」 mhlw.go.jp(2026-08-13 取得)
  3. 3.一次資料厚生労働省「第111回医師国家試験の合格発表について」 mhlw.go.jp(2026-08-13 取得)
  4. 4.一次資料厚生労働省「第114回医師国家試験の合格発表について」 mhlw.go.jp(2026-08-13 取得)
  5. 5.一次資料厚生労働省「第116回医師国家試験の合格発表について」 mhlw.go.jp(2026-08-13 取得)
  6. 6.一次資料厚生労働省「第118回医師国家試験の合格発表について」 mhlw.go.jp(2026-08-13 取得)

本記事はiwor 編集部が作成し、医師が監修しています。掲載内容は一般的な学習目的の情報であり、 診断・治療の最終判断は必ず一次資料・指導医にご確認ください。 編集方針と監修体制

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