QB(クエスチョン・バンク)は国試対策で何周すべきか|回数より、周ごとに目的を変える
目次
QB(クエスチョン・バンク=メディックメディアの国試過去問集)を何周すべきかに、決まった正解はありません。大事なのは回数より、周ごとに目的を変えることです。
1周目は全体の地図づくり。2周目からは、間違えた問題と自信のない問題だけに絞って、解く数を減らしていきます。「回す」より「間違いをつぶす」と考えると、周回数はあとからついてきます。
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QBは何周すべき?答えが人によって違う理由
周回数の目安は、体験談ごとに違う数字が挙がります。どれも調査にもとづく数字ではないので、ノルマとして受け取らなくてかまいません。同じ3周でも、全問を毎回解く人と、間違いだけを解き直す人では中身がまったく違います。
答えが割れるのは、その周で何をしたいかが違うからです。少ない周で仕上げる人は、よく出る問題の理解を固めることを重視します。回数を重ねる人は、くり返しで覚えることとスピードを重視します。周ごとに目的を切り替えれば、どちらのよさも取り入れられます。
「何周したか」を目標にすると、全問をこなすだけの作業になりがちです。先に「この周で何をするか」を決めましょう。
QBの「1周目問題」とは?
QBの「1周目問題」は、国試の全体像をつかむのに要る問題として、近年5回分を中心に選ばれています。QB2027では、推奨する演習量は全科目で約6,000問とされています。範囲や問題数は版ごとに変わるので、最新は公式の案内で確認してください。[1]
まず1周目問題をひと通り解くと、全範囲の地図が早めに手に入ります。最初から全問を完璧に解こうとするより、よく出る骨組みを先に通すほうが、あとの勉強を進めやすくなります。
周ごとに目的を変える|1周目・2周目・3周目
1周目=地図づくり(正答率は気にしない)
1周目の目的は、点を取ることではなく全体像をつかむことです。正答率が低いぶん、埋める穴がはっきりします。解説を読んで「なぜそうなるか」を理解することに時間を使いましょう。
2周目=間違いとあいまいだけに絞る
2周目は、全問を解き直さなくてかまいません。1周目で間違えた問題と、正解したけれど自信がなかった問題だけに絞ります。解く数を減らしたぶん、弱いところに時間を回せます。
3周目から=残った弱点を速く回す
3周目からは、残った弱点を短い間隔で回します。ここまで来ると解く数はかなり減っているので、何度も回せます。目指すのは周回数を積むことではなく、間違いをゼロに近づけること。できるようになった問題は卒業させて、残りに集中しましょう。
2周目からは、絞り込みで解く数を減らす
QBオンラインでは、解くと○×が自動で記録され、◎と△は自分で付けられます。2周目は[◎]を外したり、[△]と[×]に絞ったりして演習できます。[1]
iwor の国試演習でも、条件で絞って解き直せます。「不正解」で絞れば間違えた問題、「自信なし」で絞れば自信がなかった問題が出ます。「必修」や分野、回数でも絞れます。期限が来た問題は、演習のトップの「今日の復習ノルマ」からまとめて解き直せます。
周回数を、進み具合の目安にしない
「3周した」には達成感がありますが、それだけでは、どこがまだ弱いのかは分かりません。周回数は行動の量で、実力の地図ではないからです。
「3周した」より「どのテーマが薄いか」
iwor は、解いた結果を知識ポイントごとの理解度に積み上げます。分野ごとの穴は理解度ヒートマップで、テーマの単位まで見られます。「循環器を3周した」ではなく「どのテーマがまだ薄いか」で、次に解く場所を決めましょう。
忘れる前に戻る=「今日の復習」が自動で組まれる
周回の間隔を自分で管理していると、2周目までに1周目の内容を忘れがちです。iwor では、間違えたところの知識ポイントをカードにして一度学習しておくと、間隔反復で忘れかけたころに「今日の復習」に戻ってきます。
QBが1周終わらない・間に合わないとき
1周にかかる期間は、1日に解ける問題数と残りの時間で決まります。全問を追うと数か月かかるので、間に合わないと感じたら、1周目問題やよく出る分野に絞りましょう。
時間が特に限られている直前期の回し方は医師国家試験 直前期の勉強法にまとめました。QBを含む教材の組み合わせは参考書・問題集・アプリの組み合わせ方へ。過去問を何年分やるかは医師国家試験の過去問は何年分やるべきかにまとめています。勉強の全体の組み立ては医師国家試験の勉強法とスケジュールからどうぞ。
よくある質問
1周目問題だけやればいいですか?
まず1周目問題で全体の地図を作るのは役立ちます。1周目問題を固めたら、間違えた問題を中心に範囲を広げていきましょう。
QBだけで国試に受かりますか?
問題演習の軸としてQBは有力です。解説を読んでも分からない単元は、参考書で確かめましょう。教材の役割分担は参考書・問題集・アプリの組み合わせ方を参考にしてください。
周回数より大事なことは何ですか?
できなかった問題を、どれだけできるようにしたかです。間違いやあいまいな問題に絞って解く数を減らし、忘れる前にくり返せていれば、周回数はあとからついてきます。
まとめ
QBを何周するかは、目的から決まります。1周目は地図づくり、2周目からは間違いに絞って解く数を減らし、3周目からは残った弱点を速く回す。進み具合は周回数ではなく、どのテーマが弱いかで見ましょう。
出典
- 1.一次資料INFORMA by メディックメディア「[最新版]「クエスチョン・バンク医師国家試験問題解説」年度更新されました!(2026年3月26日)」 informa.medilink-study.com(2026-09-06 取得)
本記事はiwor 編集部が作成し、医師が監修しています。掲載内容は一般的な学習目的の情報であり、 診断・治療の最終判断は必ず一次資料・指導医にご確認ください。 編集方針と監修体制