医学部がつらいとき|医学生の27.2%に抑うつ症状。陽性でも精神科の治療を求めたのは15.7%
目次
医学部がつらいと感じている医学生は、たくさんいます。43か国の研究をまとめた分析では、医学生の27.2%に抑うつか抑うつ症状がありました。[1]
それでも、治療を求めた人は一部でした。つらさが続いているなら、ひとりで抱えずに、大学の相談先か公的な窓口に話してください。
医学生の4人に1人以上に、抑うつ症状がある
JAMA に2016年に載ったメタ分析は、43か国の医学生12万人あまりを調べた研究を集めています。抑うつか抑うつ症状があった人の割合は、全体で27.2%でした。[1]
- 基礎の学年だけを調べた研究で23.7%、臨床の学年だけで22.4%。差はなかった
- 入学前と在学中を比べた9つの研究では、在学中に増えていた
- うつのスクリーニングで陽性だった人のうち、精神科の治療を求めたのは15.7%
基礎の学年でも臨床の学年でも、同じくらいの人が同じ状態にいます。そして、治療を求めた人は6人に1人ほどでした。
話せる場所
- 大学の学生相談室・保健管理センター……連絡先は学生便覧かポータルで確かめる
- 信頼できる先輩・同級生・指導教員……勉強や進級の不安なら、仕組みを知っている人に話すと具体的な答えが返ってくる
- 厚生労働省「まもろうよ こころ」……電話と SNS・チャットの相談窓口をまとめている
電話で話しにくい人のために、LINE やチャットで相談できる窓口も案内されています。眠れない・食べられない日が続くとき、死にたい気持ちがあるときは、今日のうちに「まもろうよ こころ」の窓口か医療機関に連絡してください。[2]
勉強や試験がつらさの中心なら、変えられること
試験や進級の不安は、決まりが見えないと大きくなります。何科目落とすと進級できないかは大学の進級規程に書いてあるので、先に読んでおくと不安の輪郭がはっきりします。読み方は医学部の進級対策にまとめています。
再試験の通知が来てつらいときは、医学部の再試験対策で料金や評価の決まりと準備の順番を確かめられます。留年が頭にあるなら、医学部で留年したときに人数の実態があります。
試験のたびに一から覚え直すことも、負担を大きくします。iwor では知識ポイントがそのまま暗記カードになり、忘れかけた頃に「今日の復習」として戻ってくるので、試験前の覚え直しを減らせます。
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無料ではじめるよくある質問
医学生のうつの割合はどのくらいですか?
43か国のメタ分析では、抑うつか抑うつ症状がある医学生は27.2%でした。1件を除くすべての研究が自己記入式の質問票で調べていて、診断を受けた人の割合とは別の数字です。[1]
医学部をやめたいと思うのは、おかしいですか?
そう思う医学生はいます。決める前に、休学など大学の制度で取れる選択肢を学務の窓口で聞き、気持ちの面は学生相談室に話してから考えるのがおすすめです。
まとめ
医学部のつらさは、医学生の4人に1人以上が抱えています。ひとりで抱えず、学生相談室か公的な窓口に話してください。勉強や試験が原因なら、まず進級規程を読んで先を見えるようにしましょう。
出典
- 1.一次資料JAMA「Rotenstein LS, et al. Prevalence of Depression, Depressive Symptoms, and Suicidal Ideation Among Medical Students: A Systematic Review and Meta-Analysis. JAMA. 2016;316(21):2214-2236(doi:10.1001/jama.2016.17324)」 doi.org(2026-10-10 取得)
- 2.一次資料厚生労働省「まもろうよ こころ(電話・SNS の相談窓口)」 mhlw.go.jp(2026-10-10 取得)
本記事はiwor 編集部が作成し、医師が監修しています。掲載内容は一般的な学習目的の情報であり、 診断・治療の最終判断は必ず一次資料・指導医にご確認ください。 編集方針と監修体制