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論文・エビデンス

医師は大学院に行くべきか|博士課程は4年・国立の標準額は4年で約243万円。専門医と同時に取るコースもある

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目次

大学で研究や教育を続けたいなら、大学院は行く意味があります。臨床の専門医を取るだけなら、必須ではありません。

研修直後から研究も始めたい人には、日本専門医機構の臨床研究医コースがあります。専門医と学位を、最短5年で同時に目指す制度です。

大学院に行く意味があるのは、大学に残るとき

大学の教授になれる人として、大学設置基準は最初に、博士の学位があり、研究上の業績がある人を挙げています。[2]

研究業績がそれに準ずる人や、大学で教授などを務めた経歴のある人も挙がっていて、学位のほかにも道はあります。それでも、大学に残って研究と教育を続けるつもりなら、学位を取る前提で計画するのが安全です。

臨床を続けるのが目的なら、専門研修を進めながら決められます。

博士課程は4年、国立の標準額は4年で約243万円

医学の博士課程は、標準の修業年限が4年です。[3]

  • 授業料:年535,800円
  • 入学料:282,000円
  • 4年間の合計:2,425,200円
[4]

これは国立大学の標準額で、実際の額は各国立大学法人が決めます。経済的に納めるのが難しい人のために、授業料の免除や猶予の仕組みを置くことも、同じ省令で定められています。

研修直後から研究したいなら、臨床研究医コース

臨床研究医コースは、日本専門医機構が2021年に始めた制度です。2024年度から、期間が7年から最短5年に短くなり、修了の条件もゆるくなりました。[1]

  • 1年目は臨床で研鑽し、そのあと大学院に入学して研究を始める
  • 後半の4年間は、エフォートの50%以上を研究に充てる
  • 論文は Science Citation Index 掲載のものを2本以上。1本は英文の症例報告か、和文の臨床研究の論文で代えられる
  • 専門研修はカリキュラム制で進め、診療科によっては6年以上かかる
[1]

機構は、研究の時期にも身分が保障されて研修できることを、このコースの特徴に挙げています。定員は40名で、発足から5年たっても定員を満たさない状況が続いていると、機構の理事長が書いています。[1]

研究と専門医の両方を早く取りたい研修医なら、専攻医の応募の前に、志望する科にこのコースがあるかを機構のサイトで確かめてください。

決める前に、医局で確かめること

  • 学位を取ったあと、大学で何をしたいかを1文で言えるか
  • 志望する科の医局で、大学院に行く時期と、在学中の臨床の扱い
  • 専門研修と重ねて行くか、専門医を取ってから行くか
  • 4年間の学費と、在学中の収入の見通し

大学院に行く時期は、入局先の医局と相談して決めます。入局するかどうかの考え方は、医局に入るべきかにまとめています。

臨床研究を始めるときに当たるルール(臨床研究法と倫理指針)は、臨床研究の始め方にまとめています。

研究の前に、自分の科の論文を読む

大学院の研究は、自分の科でいま何が調べられているかを知るところから始まります。iwor の論文アプリでは、科ごとに週7本までに絞った号が届き、分野で絞って探すこともできます。

iwor なら、読む論文を選ぶところで迷わずにすみます。

編集ルールで科ごとに週7本までに絞った号と、分野で絞れるライブラリがあります。無限に流れてくる新着ではなく、読み切れる量で届きます。iwor は医師のためのワークスペースです。

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よくある質問

臨床研究医コースに採用されなかったら、専門研修はどうなりますか

通常の専門研修に応募できます。コースの募集は、通常の専攻医募集より先に行われます。[1]

まとめ

大学に残って研究と教育を続けたいなら、大学院は行く意味があります。研修直後から研究と専門医の両方を取りたいなら、専攻医の応募より前に臨床研究医コースを調べておきます。

出典

  1. 1.一次資料一般社団法人 日本専門医機構「臨床研究医コース パンフレット(2025年6月)」 jmsb.or.jp(2026-10-15 取得)
  2. 2.一次資料e-Gov 法令検索「大学設置基準(昭和31年文部省令第28号)第13条」 laws.e-gov.go.jp(2026-10-15 取得)
  3. 3.一次資料e-Gov 法令検索「大学院設置基準(昭和49年文部省令第28号)第4条・第45条」 laws.e-gov.go.jp(2026-10-15 取得)
  4. 4.一次資料e-Gov 法令検索「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令(平成16年文部科学省令第16号)第2条・第13条」 laws.e-gov.go.jp(2026-10-15 取得)

本記事はiwor 編集部が作成し、医師が監修しています。掲載内容は一般的な学習目的の情報であり、 診断・治療の最終判断は必ず一次資料・指導医にご確認ください。 編集方針と監修体制

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