国試浪人の合格率|卒業の翌年の既卒は7割台が合格。3年目からは第119回・第120回とも半分を切る
目次
国試浪人の1年目は、合格する人のほうがずっと多い年です。卒業の翌年に受けた既卒の合格率は、第120回で71.9%、第119回で75.6%でした。[1],[2]
卒業から2年目以降は、合格率が下がります。1年目は、落ちた年の弱点に絞って取り返せる年です。
卒業から何年目かで、合格率が違う
厚生労働省は、合格発表で卒業年次別の受験者数・合格者数・合格率を出しています。既卒をまとめた合格率は第120回が54.6%、第119回が59.0%ですが、卒業から何年目かで分けると、次のようになります。[1],[2]
- 卒業の翌年:第120回 71.9%(466人中335人)/第119回 75.6%(443人中335人)
- 卒業から2年:第120回 42.7%(103人中44人)/第119回 60.9%(110人中67人)
- 卒業から3年:第120回 36.8%(38人中14人)/第119回 33.3%(48人中16人)
新卒の合格率は、第120回が94.7%、第119回が95.0%でした。[1],[2]
2年目以降は人数が少なく、年によって上下します。それでも、両方の回で卒業の翌年がいちばん高く、卒業から3年以降はどちらの回も半分を切っています。
1年目で決めるために
表の率は、その年に受けた人たちをまとめた数字で、ひとりの見込みを示すものではありません。2年目以降の人も、やることは同じです。
既卒の1年目は、新卒のときより時間があります。その時間を、落ちた年の弱点に集中して使います。
第120回の合格基準は、必修が200点中160点以上、禁忌肢の選択が3問以下でした。一般・臨床の点とは別に判定される2つなので、まず前年の成績でどちらに届かなかったかを確かめます。[1]
合格基準の読み方は医師国家試験は難しい?にまとめています。1年の組み立ては国試の勉強計画が参考になります。
国試に落ちても、翌年のマッチングに参加できる
医師臨床研修マッチング協議会の参加資格では、医師国家試験を受験する予定の既卒者も参加できます。[3]
過去にマッチングで決まった病院で研修をしなかった人は、原則として参加できません。ただし、国家試験の不合格・留年・退学が理由で研修ができなかった場合は除かれます。[3]
既卒や再受験がマッチングで不利になるかは、再受験や多浪はマッチングで不利かで病院の応募資格から確かめています。
つらいときは、ひとりで抱えない
大学を離れた浪人の1年は、相談できる相手が減りやすい時期です。眠れない、食べられないといった状態が続くときは、医療機関に相談してください。
厚生労働省の「まもろうよ こころ」には、電話やSNSで話せる相談窓口がまとまっています。[4]
よくある質問
国試浪人の合格率は、どのくらいですか?
卒業の翌年に受けた既卒は、第120回が71.9%、第119回が75.6%でした。既卒全体では、第120回は54.6%です。[1],[2]
国試に落ちたら、マッチングはどうなりますか?
国家試験の不合格が理由で研修ができなかった場合は、翌年もマッチングに参加できます。[3]
まとめ
第119回・第120回の厚生労働省の卒業年次別の表では、卒業の翌年の既卒は7割台が合格し、2年目からは合格率が下がります。何年目でも、前年に届かなかった基準から手をつけます。つらいときは、ひとりで抱えずに相談窓口を使ってください。
出典
- 1.一次資料厚生労働省「第120回医師国家試験の合格発表(報道発表・令和8年3月16日・卒業年次別受験者数・合格者数・合格率)」 mhlw.go.jp(2026-09-28 取得)
- 2.一次資料厚生労働省「第119回医師国家試験の合格発表について(報道発表・卒業年次別受験者数・合格者数・合格率)」 mhlw.go.jp(2026-09-28 取得)
- 3.一次資料医師臨床研修マッチング協議会「医師臨床研修マッチングへの参加資格」 jrmp2.jp(2026-09-28 取得)
- 4.一次資料厚生労働省「まもろうよ こころ(困った時の相談方法・窓口)」 mhlw.go.jp(2026-09-28 取得)
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