医師国家試験は難しい?|合格率91.6%の読み方と、落ちないために避けたい進め方
目次
医師国家試験の合格率は、第120回で91.6%でした。数字だけ見ると易しそうですが、新卒は94.7%、既卒は54.6%と大きく違います。しかも必修と禁忌肢は、ほかの点では埋め合わせができません。[1],[2]
第120回の合格率は91.6%
第120回は、受験者9,980人のうち9,139人が合格し、合格率は91.6%でした。新卒は94.7%、既卒は54.6%です。[1],[2]
受験する時点で、医学部の入試・進級・卒業試験を通ってきた人たちの中での9割なので、一般の資格試験の合格率とそのまま比べることはできません。
新卒と既卒は、別の数字として見る
全体の91.6%は、新卒と既卒を合わせた数字です。既卒だけなら54.6%で、全体より37ポイント低くなります。[1],[2]
厚生労働省は不合格の理由を公表していないので、この差がどこから来るかは、公表データからは分かりません。分かるのは、立場によって数字が大きく違うことです。
必修と禁忌肢は、ほかの点で埋め合わせられない
第120回の合格基準は、次の3つでした。[1]
- 必修問題:総得点160点以上/200点
- 必修を除いた一般問題と臨床実地問題:総得点224点以上/300点
- 禁忌肢問題の選択数:3問以下
3つとも満たして合格です。必修を除いた点がどれだけ高くても、必修が160点に届かないか、禁忌肢を4問以上選ぶと不合格になります。
必修と禁忌肢の守り方は、医師国家試験の必修問題と禁忌肢にまとめています。基準の推移は、第120回医師国家試験のボーダーは何点?へ。
避けたい進め方
直前期に慌てないために、次の進め方は避けましょう。
- 着手が遅く、直前期に範囲を終えられない
- 講義を見るだけで、問題を解く練習が足りない
- 過去問の答えを丸暗記して、病態の理解が薄いまま
- 得意な分野ばかり繰り返して、苦手を後回しにする
- 必修と禁忌肢の対策を、最後に回す
どれも、弱点を見ないまま時間が過ぎる形です。手をつける順番は、弱点の洗い出しから決めましょう。
弱点の地図から決める
まず、自分の弱点の地図を作りましょう。iwor では、解いた結果が知識ポイント単位の理解度にたまります。薄いところは、理解度ヒートマップに色で出ます。
全体の進め方は、医師国家試験の勉強法とスケジュールにまとめています。直前期の回し方は、医師国家試験の直前期は何をする?へ。
よくある質問
国試は、何割取れば受かりますか?
第120回は、必修が160点以上/200点(8割)、必修を除いた一般と臨床が224点以上/300点(約7.5割)でした。一般と臨床の基準は回ごとに変わるので、推移はボーダーの記事で確かめましょう。[1]
既卒(浪人)は、不利ですか?
第120回は、新卒94.7%に対して既卒は54.6%でした。理由は公表されていないので、既卒であること自体が原因とは言えません。やることは新卒と同じで、弱点の洗い出しから立て直しましょう。[1],[2]
「簡単すぎ」という声も聞きますが?
合格率の高さだけを見た印象です。必修と禁忌肢はほかの点で埋め合わせられないので、油断できる試験ではありません。
何%くらいの人が落ちますか?
第120回は、受験者9,980人のうち841人(約8.4%)が不合格でした。[1]
まとめ
医師国家試験の合格率は9割を超えますが、新卒と既卒では別の数字で、必修と禁忌肢はほかの点で埋め合わせられません。平均の合格率より、この仕組みを見て、弱点を残さない準備をしましょう。
直近の回が難しくなったのかは、第120回医師国家試験は難化したのかで確かめています。
出典
- 1.一次資料厚生労働省「第120回医師国家試験の合格発表について」 mhlw.go.jp(2026-09-18 取得)
- 2.一次資料厚生労働省「第120回医師国家試験の合格発表について(報道発表・卒業年次別受験者数・合格者数・合格率)」 mhlw.go.jp(2026-09-18 取得)
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