医師国家試験はいつから勉強する?学年別の開始時期と出遅れたときの対処
目次
「医師国家試験はいつから勉強を始めればいいのか」。結論から言うと、本格的な問題演習は5年生の後半〜6年生の初期から、という人が多数派です。ただし、もっと大切なのは“いつ始めるか”そのものより、始めたあとに「間違えた点を反復で残し続ける」ことです。早く始めても放置すれば忘れ、出遅れても正しく詰めれば十分に間に合います。
この記事では、試験日から逆算した時間感覚、学年別の開始時期の目安、そして「出遅れた・間に合うか不安」というときの考え方を解説します。
まず試験日から逆算する
医師国家試験は例年2月の上旬(土・日の2日間)に実施され、合格発表は3月中旬です。直近の第120回は2026年2月7日・8日でした。6年生の2月がゴールだと分かると、そこから逆算して各学年でやるべきことが見えてきます。[1]
学年別の開始時期の目安
あくまで一般的な目安ですが、学年ごとに「その時期にしかできないこと」を優先すると無理がありません。
低学年〜4年:CBTと基礎で土台を作る
この時期は国試演習を急ぐより、基礎医学と共用試験(CBT)対策が中心です。ここで各分野の地図を頭に入れておくと、後の国試演習で知識がつながりやすくなります。
5年:臨床実習と並走して演習を始める
本格的な国試演習を始めるなら、この時期からが現実的です。臨床実習で出会った疾患をその都度演習や暗記に結びつけ、間違えた問題を間隔反復に乗せておくと、6年生になったときの復習負債が大きく減ります。この学年で何から手をつけるかは医学部5年生の国試勉強は何から始めるかにまとめました。
6年:本格演習から直前期へ
過去問・問題集を本格的に回し、弱点を可視化して潰していく時期です。直前期は必修・禁忌肢など落とせない領域を固めます。詳しい回し方は医師国家試験 直前期の勉強法にまとめています。公衆衛生など暗記中心の分野の始めどきは公衆衛生は国試対策でいつから始める?で、マイナー科の取捨選択は国試のマイナー科はどこまで手を広げる?で解説しています。
「いつから」より大事なこと
開始時期に正解はありません。早く始めても、解きっぱなしで忘れていけば意味がなく、遅く始めても、弱点を正確に把握して反復すれば追いつけます。重要なのは、解いた結果を記録に残し、間違えた点を忘れる前に繰り返すことです。
出遅れた・間に合うか不安なとき
「周りより遅れた」と感じても、やることは変わりません。まず理解度ヒートマップのように弱点の所在をはっきりさせ、配点や頻度の高い領域から優先的に埋めます。限られた時間こそ、得意の周回ではなく弱点の一点集中が効きます。全体設計は医師国家試験の勉強法とスケジュールを参照してください。
よくある質問
医師国家試験は何ヶ月前から対策すべきですか?
本格的な演習は本番の約1年前(5年後半〜6年初期)から始める人が多数派です。ただし学年が早いうちから、間違えた点を反復で残す習慣をつけておくと直前が楽になります。
今からでも間に合いますか?
残り時間によりますが、弱点を正確に把握して優先順位をつければ十分に巻き返せます。やみくもに範囲を広げるより、穴の大きいところから埋めるのが近道です。
まとめ
医師国家試験の本格対策は5年後半〜6年初期が目安ですが、開始時期そのものより「間違えた点を反復で残し続ける」ことが効きます。試験日(毎年2月上旬)から逆算し、学年ごとにできることを積み上げ、出遅れても弱点の一点集中で追いつく——この姿勢があれば、いつから始めても合格は射程に入ります。なお第121回(2027年2月6日・7日)の出願・合格発表などの締切は第121回医師国家試験の日程にまとめています。
出典
- 1.一次資料厚生労働省「医師国家試験の施行について」 mhlw.go.jp(2026-06-28 取得)
本記事はiwor 編集部が作成し、医師が監修しています。掲載内容は一般的な学習目的の情報であり、 診断・治療の最終判断は必ず一次資料・指導医にご確認ください。 編集方針と監修体制