J-OSLER の外来症例|登録の上限は期生で12か16、病歴要約はどちらも7篇
目次
外来症例の上限は2つあります。要件に数えられる症例の上限と、病歴要約の上限です。数も、期生による違いも別です。片方だけ覚えていると足りません。
書き方のほうは、入力欄が入院症例の名前のままです。何をどこに書くかは、学会の手引きが欄ごとに決めています。
上限は2つ。要件に数えられる数が期生で違う
日本内科学会の修了要件一覧表に、両方が並んで載っています。[2],[3]
- 修了要件120症例の期生(7期生・2024年度専門研修開始以降):症例は合計120以上で、外来は最大12。病歴要約29篇のうち外来は最大7
- 修了要件160症例の期生(主に1〜6期生・2018〜23年度開始):症例は160以上で、外来は最大16。目標の200症例まで登録するなら外来は最大20。病歴要約29篇のうち外来は最大7
病歴要約の7篇は、どちらの期生も同じです。変わるのは症例の側だけで、「外来は12まで」と覚えていると、160症例の期生は外来に使える枠が4例ぶん余ります。自分がどちらかはJ-OSLER の160症例と120症例で確かめられます。
手引きにも同じことが書かれています。[1]
外来症例による病歴要約の提出は7篇まで認める。[1]
入力欄は入院症例のまま。手引きが読み替えを決めている
病歴要約の入力欄は、入院症例を前提にした名前で並んでいます。外来症例のときに何を書くかは、手引きが欄ごとに書いています。[1]
- 「入院日・退院日」→ 初診日と最終診察日を入れる。必須の欄で、実際の期間を正しく入力する
- 「主な入院時現症」→ 外来診察時の現症を書く
- 「入院後経過と考察」→ 外来診療中の経過を考察する
- 「退院時処方」→ 最終診察時の処方を書く
薬剤名は一般名で書きます。一般名のあとに括弧書きで商品名を足すのは認められています。[1]
主病名の決め方は入院症例と同じ考え方で、手引きは外来通院中の重症度・重要性に従って主病名を#1に置く、としています。[1]
学会が外来症例に求めていること
手引きには、外来症例だけを扱った節があります。[1]
主治医として外来受持期間中のプロブレム・病態(主病名など)に対して、何をどのように行ったかなど、内科専門研修の証として相応しい病歴要約の記載を求めています。[1]
同じ節は、入院症例と同じ構成要素を求めています。診療密度と質が担保できることと、担当指導医の承認があることも条件です。求められる構成はJ-OSLER の病歴要約29篇の内訳に並べています。[1]
つまり「外来だから簡単に書ける」わけではないです。1回きりの受診をそのまま出すのではなく、受け持った期間に自分が何をしたかが書ける症例を選びます。
7篇をどの疾患群に当てるか
29篇は全て異なる疾患群から出します。疾患群の重複が認められるのは、外科紹介症例と剖検症例だけです。外来の7篇もこの条件の中に入るので、外来で受け持ちやすい疾患群から先に埋めると、入院症例のほうで選べる幅が残ります。[1]
29篇の枠全体の決まりはJ-OSLER の病歴要約29篇の内訳にあります。提出前の型は病歴要約のテンプレートへ。
残りを数える
PRO では期生を選ぶと、症例と疾患群の残りが要件から逆算されます。病歴要約29篇の進捗も同じ画面で見られます。
iwor は日本内科学会・日本専門医機構・厚生労働省の公式システムではありません。正式な登録と評価は J-OSLER で行います。
よくある質問
外来症例は何例まで要件に数えられますか
修了要件120症例の期生は最大12、160症例の期生は最大16です。160症例の期生が目標の200症例まで登録する場合は最大20になります。[2],[3]
病歴要約は外来症例を何篇まで出せますか
29篇のうち7篇までです。どちらの期生も同じです。[1],[2]
外来症例の「退院時処方」には何を書きますか
最終診察時の処方です。薬剤名は一般名で書きます。[1]
入院日・退院日の欄はどうしますか
初診日と最終診察日を入れます。必須の欄で、実際の期間を正しく入力します。[1]
1回だけ診た患者でも外来症例にできますか
手引きが求めているのは、外来受持期間中のプロブレムに対して何をどのように行ったかです。診療密度と質が担保できるかで判断されるので、受け持った期間が書ける症例を選びます。[1]
まとめ
外来症例の上限は2つあります。要件に数えられる症例は期生で違い、120症例の期生で12、160症例の期生で16。病歴要約はどちらも29篇のうち7篇までです。書くときは欄を読み替えます。入院日・退院日は初診日・最終診察日、主な入院時現症は外来診察時現症。入院後経過と考察は外来診療中の経過、退院時処方は最終診察時の処方です。求められている中身は入院症例と同じなので、受け持った期間が書ける症例を選んでください。
出典
- 1.一次資料日本内科学会「J-OSLER 病歴要約 作成の手引き(2026/04/23)」 cdn-naikaprod.pressidium.com(2026-09-26 取得)
- 2.一次資料日本内科学会「内科専門研修 修了要件(症例数・疾患群・病歴要約)一覧表 修了要件120症例の場合(専攻医7期生以降)」 cdn-naikaprod.pressidium.com(2026-09-26 取得)
- 3.一次資料日本内科学会「内科専攻研修において求められる「疾患群」「症例数」「病歴要約提出数」について(修了要件:160症例の場合/主に専攻医1〜6期生)」 cdn-naikaprod.pressidium.com(2026-09-26 取得)
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