コンテンツへスキップ
学習法

基礎医学の勉強法|CBT の出題基準は科目名でなく領域で組まれている。生理・薬理・病理がどこに入るか

iwor 編集部3分で読めます
国試対策なら iwor。過去問21回分の演習・暗記カード・AI講義が、ひとつにつながります。
目次

基礎医学は、大学では生理学・薬理学・病理学のように科目ごとに試験があります。ところが臨床実習の前に受ける CBT の出題基準は、科目名ではなく領域で組まれています。[1]

科目の試験に通ったあと、その中身を臓器や病気の項目につなぎ直しておくと、CBT でも臨床でも使える形で残ります。

これから入学する人で、高校で生物を取っていない場合の準備は医学部の入学前にやることにまとめています。

CBT の出題基準は、A〜F の6つの大項目

CATO の『医学生共用試験 CBT 出題基準』(令和7年度版)は、問題作成のための指針です。医学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)の内容を踏まえて作られています。大項目は次の6つです。[1]

  • A プロフェッショナリズム
  • B 社会と医学・医療
  • C 医学一般
  • D 人体各器官の正常構造と機能、病態、診断、治療
  • E 全身に及ぶ生理的変化、病態、診断、治療
  • F 診療の基本
[1]

項目の見出しから読むと、基礎医学の中身は主に C と、D の各臓器の「構造と機能」に当たります。

科目ごとの、おおまかな入り先

出題基準には「生理学」のような科目名は出てきません。項目の見出しから、科目ごとのおおまかな入り先を読むと、次のようになります。[1]

  • 生化学:C-1 生命現象の科学(細胞、ゲノム・染色体・遺伝子)と、C-2-5) 生体物質の代謝
  • 解剖学・組織学・発生学:C-2 個体の構成と機能(組織・各臓器の構成、個体の発生)と、D の各臓器の「構造と機能」
  • 生理学:C-2-3) 個体の調節機構とホメオスタシスと、D の各臓器の「構造と機能」
  • 微生物学・免疫学:C-3 個体の反応(生体と微生物、免疫と生体防御)と、E-2 感染症・E-4 免疫・アレルギー
  • 薬理学:C-3-3) 生体と薬物(薬理作用の基本、薬物の動態)と、F-2-8) 薬物治療の基本原理
  • 病理学:C-4 病因と病態(細胞傷害、循環障害、炎症など)と E-3 腫瘍、F-2-4) 病理診断
[1]

D の多くの臓器は「構造と機能」から始まり、「症候」「疾患」の項目へ続きます。[1]

解剖と生理で覚えたことは、同じ臓器の疾患の項目を読むときの土台になります。

科目の試験のあとに、臓器の項目でつなぐ

科目の試験の前は、その科目の講義とシラバスに沿って準備します。試験が終わったら、覚えたことを D の臓器ごとに置き直しておくと、あとで CBT の勉強を始めたときに、ゼロから覚え直さずに済みます。

たとえば薬理で受容体と作動薬・拮抗薬を覚えたら、循環器や呼吸器の疾患の治療薬と結びつけておきます。病理総論の炎症や、E-3 にまとめられた腫瘍は、各臓器の疾患を学ぶときに何度も出てきます。

進級の決まりの確かめ方は医学部の進級対策にまとめています。CBT の全体像は医学生のCBT勉強法が参考になります。

覚えたことを、忘れる前に戻す

iwor の CBT モードは、基礎医学と国試範囲のうち CBT に当たる部分を扱います。知識ポイントがそのまま暗記カードになり、「今日の復習」は忘れかけた頃に自動で組まれます。

iwor なら、覚えた知識を忘れる前に戻せます。

知識ポイントがそのまま暗記カードになります。表と裏は作成済みで、「今日の復習」は忘れかけた頃に自動で組まれます。iwor は医師のためのワークスペースです。

無料ではじめる

よくある質問

CBT に、生理学や薬理学という科目の区分はありますか?

ありません。CBT 出題基準は A〜F の大項目で組まれていて、基礎医学の中身は主に C 医学一般と、D の各臓器の「構造と機能」に当たります。[1]

薬理学は、CBT のどこに出ますか?

出題基準では、C-3 個体の反応の「生体と薬物」に薬理作用の基本と薬物の動態があり、F の「薬物治療の基本原理」にもつながります。[1]

まとめ

基礎医学は大学では科目ごとに試験がありますが、CBT の出題基準は A〜F の領域で組まれています。科目の試験のあとに、覚えたことを D の臓器ごとの「構造と機能」や疾患の項目につなぎ直しておくと、CBT と臨床で使える形で残ります。

出典

  1. 1.一次資料医療系大学間共用試験実施評価機構(CATO)「医学生共用試験 CBT 出題基準-問題作成のための指針-(令和7年度版)」 cato.or.jp(2026-09-28 取得)

本記事はiwor 編集部が作成し、医師が監修しています。掲載内容は一般的な学習目的の情報であり、 診断・治療の最終判断は必ず一次資料・指導医にご確認ください。 編集方針と監修体制

関連記事

基礎の科目も、忘れる前に戻す。

知識ポイントがそのまま暗記カードになり、「今日の復習」は忘れかけた頃に自動で組まれます。iwor は医師のためのワークスペースです。