医師国家試験の計算問題|第116〜120回で数値を答えた15問は、腎・体液・呼吸・体格・疫学の量だった
目次
iwor が収録している第116回から第120回の問題で、計算した数値そのものを答える問題は15問でした。1回あたり2〜4問です。
求めているのは、腎・体液・呼吸・体格・疫学の定番の量ばかりです。新しい公式を探すより、定番の式を正確に使えることのほうが点になります。
15問で求められた量
求めた量で分けると、次の5つになります。
- 腎:1日尿蛋白量(2問)、クレアチニンクリアランス、1日塩分排泄量
- 体液・輸液:推定細胞外液量、Naの欠乏量、水分出納、血清浸透圧の予想値、ブドウ糖液の投与量、静脈栄養の投与量
- 呼吸:A-aDO2
- 体格・喫煙:BMI、肥満度、Brinkman指数
- 疫学:オッズ比
いちばん多いのは体液・輸液の6問で、腎の4問が続きます。どれも、式を覚えていればあとは四則演算です。成人のBMIの計算と分類は、BMIの計算と肥満度分類にまとめています。
計算して、選択肢から選ぶ問題もある
数値を答える形のほかに、計算した結果を選択肢から選ぶ問題もあります。第116回から第120回では、喫煙指数、尤度比、検査後確率、%肺活量、クレアチニンクリアランスを出してから投与法を選ぶ問題などです。
どちらの形でも、使う式は同じです。数値で答える形では選択肢から逆算できないので、式を1つでも取り違えるとそのまま失点します。
15問中12問は、ブロックの最後の問題
数値で答える15問のうち12問は、そのブロックの最後の問題として出ていました。75問のブロックなら75問目、50問のブロックなら50問目です。
ブロックの最後は数値を答える問題になりやすい、と知っていれば、本番で最後の問題を見て慌てずに済みます。時間割とブロックの持ち時間は医師国家試験の時間割にあります。
必修にも出る
数値で答える15問のうち1問は必修で、1日尿蛋白量でした。計算して選択肢から選ぶ問題では、喫煙指数や尤度比も必修に出ています。必修は8割の絶対基準なので、計算だからと後回しにはできません。[1]
対策の組み立て方
5つのグループの式を、1か所にまとめて書き出します。そのうえで、過去問の計算を含む問題を通しで解くと、どの式があやふやかがはっきりします。
解くときは、単位まで書いて計算します。数値で答える形では、単位の取り違えがそのまま答えの桁のずれになるからです。
よくある質問
計算問題は国試で何問出ますか?
iwor が収録している第116回から第120回の問題では、数値そのものを答える問題が5回で15問、1回あたり2〜4問でした。計算して選択肢から選ぶ問題は、これとは別にあります。
計算問題は必修にも出ますか?
出ます。iwor が収録している第116回から第120回では、1日尿蛋白量を数値で答える問題のほか、喫煙指数や尤度比を選ぶ問題が必修でした。
どの式から覚えればいいですか?
iwor が収録している第116回から第120回で数値を答えた15問では、体液・輸液が6問、腎が4問でした。この2つの式から覚えると、数の多いところから押さえられます。
まとめ
iwor が収録している第116回から第120回では、数値そのものを答える問題が15問、1回あたり2〜4問でした。求めた量は腎・体液・呼吸・体格・疫学の定番で、15問中12問はブロックの最後の問題です。計算して選択肢から選ぶ問題もあります。定番の式を正確に書き出し、計算を含む過去問を通しで解く順番が、出題のされ方に合っています。
出典
- 1.一次資料厚生労働省「医道審議会医師分科会 医師国家試験改善検討部会報告書(令和2年11月・参考資料を含む)」 mhlw.go.jp(2026-09-27 取得)
本記事はiwor 編集部が作成し、医師が監修しています。掲載内容は一般的な学習目的の情報であり、 診断・治療の最終判断は必ず一次資料・指導医にご確認ください。 編集方針と監修体制