医師国家試験の産婦人科対策|出題基準では、産科は総論と各論の最初の章、婦人科は腎・泌尿器・生殖器疾患の章に入っている
目次
医師国家試験の出題基準(令和6年版)では、産科と婦人科の置き場所が違います。産科は医学総論と医学各論の最初の章、婦人科は腎・泌尿器・生殖器疾患の章です。[1]
だから産婦人科を1つの科目として続けて勉強するより、産科と婦人科を別々の流れで組み立てるほうが、出題の組み立てに合います。
産科は、総論の妊娠・分娩と、各論の最初の章
医学総論の「生殖、発生、成長、発達、加齢」の章には、妊娠・分娩・産褥・胎児の項目が並びます。この章の中で、妊娠と分娩はそれぞれ約15%です。[1]
総論のほかの章にも産科の項目があります。診察の章には「妊・産・褥婦と胎児の診察」、検査の章には「妊娠・分娩・胎児・新生児の検査」があります。[1]
異常のほうは、医学各論の最初の章「先天異常、周産期の異常、成長・発達の異常」に入っています。妊娠の異常と、分娩・産褥の異常です。[1]
つまり産科は、正常の経過が総論、異常が各論という分かれ方です。正常の妊娠・分娩を先に固めておくと、異常の問題で何がずれているかが読めます。
婦人科は、腎・泌尿器・生殖器疾患の章の後半
婦人科の疾患は、医学各論の「腎・泌尿器・生殖器疾患」の章に入っています。女性生殖器の類腫瘍・腫瘍、月経異常・不妊・不育、更年期・閉経後障害が、糸球体や尿路の疾患と同じ章に並びます。[1]
産科とは章が違うので、婦人科は産科の続きではなく、別の流れで進めるほうが整理しやすくなります。
必修には、産科と婦人科の項目が名指しで並ぶ
必修の基本的事項にも、産科と婦人科の項目がはっきり書かれています。[1]
- 人体の構造と機能:周産期(妊娠・分娩・産褥)
- 主要症候:周産期(正常妊娠・分娩、妊娠・分娩・産褥の異常、胎児・新生児の異常)
- 主要症候:腎、泌尿器、生殖器(月経異常・無月経、不正性器出血)
- 主要疾患・症候群:妊娠・周産期の異常(流・早産、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病)
- 主要疾患・症候群:腎・泌尿器・生殖器疾患のうち、更年期障害、月経異常、子宮内膜症・子宮筋腫・子宮頸癌・子宮体癌、卵巣癌・卵巣嚢腫
必修は8割の絶対基準なので、ここに並ぶ項目は、産科も婦人科も取りこぼさない前提で固めます。必修の守り方は必修問題と禁忌肢にまとめています。[2]
iwor の分類では、直近5回で産科75問・婦人科43問
iwor の分類では、第116回から第120回の産科は75問で、1回あたり14問から16問でした。うち15問が必修です。
婦人科は43問で、1回あたり7問から11問、うち8問が必修でした。
この数は、どこまでを産科・婦人科と数えるかで変わります。出題基準に産婦人科という章が無いので、公式の問題数というものは存在しません。
よくある質問
産婦人科は国試で何問出ますか?
公式の数は出ていません。iwor の分類では、第116回から第120回の5回で産科75問、婦人科43問でした。
必修にも産婦人科は出ますか?
出ます。出題基準の必修には、正常妊娠・分娩や流・早産、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病のほか、月経異常や子宮筋腫、卵巣癌なども並んでいます。[1]
産科と婦人科、どちらから始めればいいですか?
どちらからでも進められます。産科は正常の妊娠・分娩を先に、婦人科は腫瘍と月経・不妊を別の流れで押さえます。
まとめ
出題基準(令和6年版)では、産科は総論の妊娠・分娩と各論の最初の章、婦人科は各論の腎・泌尿器・生殖器疾患の章に入っています。必修には産科と婦人科の項目がどちらも並びます。iwor の分類では直近5回で産科75問・婦人科43問でした。産科は正常から、婦人科は別の流れで組み立てるのが、出題の置き場所に合っています。
出典
- 1.一次資料厚生労働省「令和6年版医師国家試験出題基準 全体版(ブループリント=医師国家試験設計表・必修の基本的事項)」 mhlw.go.jp(2026-09-27 取得)
- 2.一次資料厚生労働省「医道審議会医師分科会 医師国家試験改善検討部会報告書(令和2年11月・参考資料を含む)」 mhlw.go.jp(2026-09-27 取得)
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