呼吸器専門医試験の対策|過去問題集は無いが、一般70問・実地50問の割り振りは公表されている
目次
日本呼吸器学会は、専門医試験の過去問題集を作成していません。そのうえで「試験問題の例」を掲載し、学会発行の「新 呼吸器専門医テキスト」にも一部が載っている、としています。[2]
その「試験問題の例」は PDF で、第13回(平成15年)の一般問題と実地問題が1問ずつ載っています。問題集は出ていませんが、出題の形は実物で見られます。[3]
そのかわり、どのジャンルから何問出すかの目安が公表されています。過去問が無い試験で範囲を決めるなら、ここが起点になります。
一般問題は70問。気道・肺疾患だけで20問
学会は一般問題を70問とし、総論と各論、トピックスに配るとしています。このうち気道・肺疾患が20問で、単独では最大の塊です。[2]
トピックスは5〜10問で、研修カリキュラム以外から、最新の知見でEBMが明らかな事項を問うとされています。カリキュラムを一周しただけでは当たらない枠が、5〜10問あります。[2]
ジャンルごとの問題数は学会が表で示しています。全部の内訳は出典のページで確かめてください。
実地問題は50問で、各論が中心
実地(臨床)問題は50問の目安で、主に各論の範囲から出ます。総論に関することも実地問題の中で問う、と書かれています。[2]
実地問題でも気道・肺疾患には内訳が置かれていて、13の項目に分かれています。[2]
合格は一般と実地の両方で60%
専門医試験細則は、合格基準を「原則として、筆記試験の一般問題と実地問題において、それぞれ60%以上の得点があること」と定めています。片方の得点でもう片方を補うことはできません。[1]
筆記試験は一般問題と実地問題100題以上、多肢選択式のマークシート方式で、回答時間は90分以上です。試験は毎年1回、10月頃に実施されます。[1]
合格率は3年で86.8%から80.6%
- 第33回(令和5年)……受験342人・合格297人・86.8%
- 第34回(令和6年)……受験325人・合格265人・81.5%
- 第35回(令和7年)……受験378人・合格305人・80.6%
受けられる期間には上限がある
細則は、専門研修修了認定から5年以内に筆記試験に合格しなければならないとしています。経過措置の対象者は、初回受験から5年以内です。[1]
細則は、不合格となった者について書類審査を免除して再受験できると定めています。合否は試験の実施後3か月以内に本人へ通知されます。[1]
この細則の施行は2026年8月31日です。申し込む前に学会の最新のページを見てください。[1]
iwor でできること
iwor は呼吸器専門医試験の教材を持っていません。試験モードで選べるのは国試・CBT・内科専門医試験です。
内科専門研修そのものの修了要件はJ-OSLER とはにまとめています。領域の選び方はサブスペシャルティの選び方へ。
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無料ではじめるよくある質問
過去問はどこかで手に入りますか
問題集はありません。ただし学会が「試験問題の例」として PDF を出しており、第13回の一般問題と実地問題が1問ずつ見られます。
何問中何問取れば合格ですか
一般問題と実地問題のそれぞれで60%以上です。合計点ではなく、両方が基準を超えているかを見ます。
試験はいつありますか
毎年1回、10月頃です。日時や場所などは、試験日の6か月前までに学会のホームページなどで公告されます。
まとめ
過去問題集が無いことと、範囲が分からないことは別です。一般70問・実地50問の割り振りと、ジャンルごとの問題数は公表されています。気道・肺疾患に厚みがあること、一般と実地のどちらも60%を超える必要があることが、置き方を決めます。
出典
- 1.一次資料一般社団法人日本呼吸器学会「専門医試験細則(2026年8月31日施行)」 jrs.or.jp(2026-09-24 取得)
- 2.一次資料一般社団法人日本呼吸器学会「Q&A - 専門医制度」 jrs.or.jp(2026-09-24 取得)
- 3.一次資料一般社団法人日本呼吸器学会「試験問題の例(専門医試験 第13回・平成15年9月7日)」 jrs.or.jp(2026-09-24 取得)
本記事はiwor 編集部が作成し、医師が監修しています。掲載内容は一般的な学習目的の情報であり、 診断・治療の最終判断は必ず一次資料・指導医にご確認ください。 編集方針と監修体制