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J-OSLER・EPOC

J-OSLER とは|内科専門研修で7つを登録する仕組み。1年目の承認症例は平均26件

iwor 編集部6分で読めます
J-OSLER・EPOC なら iwor。症例登録と病歴要約の進み具合を、ひとつの場所で。
目次

J-OSLER は、日本内科学会の内科専門研修で研修実績を登録し、評価を受けるオンラインの仕組みです。登録するのは症例だけではなく、全部で7つあります。学会が半年ごとに出している集計では、研修1年目を終えた学年の承認済み症例は1人あたりおよそ26件でした。

登録して評価を受けるのは、7つ

学会は「システムの概要」として次の7つを挙げています。症例登録システムと呼ぶと、7つのうち1つだけを指します。[1]

  • 症例
  • 病歴要約
  • 技術・技能
  • 専攻医評価
  • 指導医評価
  • 多職種評価
  • プログラム評価

後半のうち専攻医評価・多職種評価・指導医評価は半期ごとの研修評価で、上期が毎年7月から9月末、下期が1月から3月末です。プログラム評価だけは年1回で、下期の1月から3月に登録します。[3]

登録には順序があります。専攻医が自分の分を登録し、そのあとで担当指導医が技術・技能評価と専攻医評価と多職種評価を登録して完了します。[3]

学会は、専攻医の側が手続きを済ませていても担当指導医の側から反応が無い事例が多い、と繰り返し案内しています。登録の遅れが自分の手元だけで起きるとはかぎりません。[2]

名前の由来と、いつから動いているか

J-OSLER は、学会が掲げる正式名称の頭文字です。内科専門研修の標準化を図る目的で作られました。[1]

Online system for Standardized Log of Evaluation and Registration of specialty training System[1]

内科専門医制度そのものは1968年10月1日に発足し、1994年4月に認定医制度へ名称が変わりました。2013年4月の厚生労働省「専門医の在り方に関する検討会」最終報告を受けて、日本専門医機構が各領域の制度を再整備しました。日本内科学会が新・内科専門医制度を整備するなかで J-OSLER を構築しています。[1]

J-OSLER のページが公開されたのは2018年2月5日で、専攻医の新規登録の受付が始まったのは同年3月26日です。内科指導医の新規申請の受付開始はその3日後でした。[2]

その前段にあたる専門研修プログラムへの応募は、初期研修のマッチングとは別の仕組みです。手順は初期研修と後期研修で病院を変えられるかにまとめています。

実際にどれだけ登録されているか

学会は「J-OSLER登録実績概況」を半年ごとに公開していて、2019年4月1日付から2026年4月1日付まで15版が並んでいます。採用年度ごとに、承認済み症例数や病歴要約数、都道府県別の集計が載ります。[2]

最新の2026年4月1日付から、承認済み症例を採用年度ごとに見ると次のようになります。[4]

  • 2025年度採用(研修1年目を終えた時点)… 承認済み症例 75,985件、1人あたりおよそ26件
  • 2024年度採用(2年目を終えた時点)… 183,131件、1人あたりおよそ66件
  • 2022年度採用(研修開始から4年が経過した学年)… 406,131件、1人あたりおよそ143件

都道府県ごとの幅も同じ資料に出ています。1年目を終えた学年では愛媛県の4.04件から長野県の53.25件、4年が経過した学年では和歌山県の109.26件から福島県の161.81件でした。[4]

症例は初年度から積めるが、病歴要約は後半に寄る

同じ資料の病歴要約は、症例とは形が違います。承認済みの病歴要約は、1年目を終えた学年が3,625篇、2年目が14,412篇、4年が経過した学年が71,901篇です。[4]

29篇をどの領域から何篇出すか、1篇をどう書くかはJ-OSLER の病歴要約29篇の内訳にまとめています。

1年目を終えた時点の1人あたり26件は、4年が経過した学年の143件のおよそ2割にあたります。病歴要約を同じように比べると、5%ほどにとどまります。病歴要約には一次評価と二次評価があり、それぞれに評価の期間が設けられています。締切と、間に合わないときに使える措置はJ-OSLER が間に合わないときにまとめました。

修了要件そのものの数字はJ-OSLER の160症例は誰の要件かで扱っています。

自分の残りが要件のどこに対して何件足りないかは、期生によって基準が違います。iwor は J-OSLER とは別のアプリです。期生を選ぶと要件表の数字が入り、自分で入れた記録から症例と疾患群、病歴要約、講習や学術活動の残りを逆算して出します。iwor は日本内科学会・日本専門医機構・厚生労働省の公式システムではありません。正式な登録と評価は J-OSLER で行います。

iwor なら、修了要件の残りが数字で見えます。

症例と疾患群、病歴要約29篇、講習・学術・JMECC・360度評価の6項目を、残りいくつかで逆算できます。EPOC の経験すべき症候29・疾病26にも対応しています。iwor は医師のためのワークスペースです。

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J-OSLER と EPOC は別のシステム

初期臨床研修で使う EPOC と J-OSLER は別のシステムで、運営主体も登録する中身も違います。EPOC 側で何を入れるかはEPOC で研修医が入力するものに整理しました。

2026年4月1日付の集計では、全症例が初期研修の期間に経験したものと専門研修分に分けて数えられています。初期研修分をどこまで持ち込めるかには期生ごとの上限があります。

もう1つ紛らわしいものがあります。総合診療専門研修で使う総合診療版 J-OSLER は、この内科学会版とは別のシステムです。制度ごとに書類も様式も分かれていて、その対照は専門医のポートフォリオは制度ごとに別物にまとめています。

よくある質問

J-OSLER に登録するのは症例だけですか

7つあります。症例、病歴要約、技術・技能、専攻医評価、指導医評価、多職種評価、プログラム評価です。後半は研修評価として、半期ごとまたは年1回で登録します。

研修1年目でどのくらい症例が承認されていますか

2026年4月1日付の集計では、2025年度に採用された学年の承認済み症例は75,985件で、1人あたりおよそ26件でした。都道府県別の平均値は4.04件から53.25件の幅があります。

登録実績はどこで見られますか

日本内科学会の J-OSLER のページに「J-OSLER登録実績概況」として並んでいます。2019年4月1日付から2026年4月1日付まで15版が公開されています。

半期ごとの研修評価は自分だけで完了しますか

担当指導医の登録が要ります。専攻医が自分の分を登録したあと、担当指導医が技術・技能評価と専攻医評価と多職種評価を登録して完了します。[3]

まとめ

J-OSLER は内科専門研修の実績を登録して評価を受ける仕組みで、対象は症例を含む7つです。公式の集計を見ると、症例は初年度から積み上がる一方、病歴要約は評価の期間があるぶん後半へ寄ります。自分の学年がいまどのあたりにいるかは、この2つを別々に数えると見えます。使い始めの手続きはJ-OSLER の使い方にまとめています。

出典

  1. 1.一次資料日本内科学会「J-OSLERとは(システム名について・システム構築の経緯・システムの概要)」 naika.or.jp(2026-09-08 取得)
  2. 2.一次資料日本内科学会「専攻医登録評価システム(J-OSLER)|お知らせ・J-OSLER登録実績概況一覧」 naika.or.jp(2026-09-08 取得)
  3. 3.一次資料日本内科学会「登録と評価(研修実績の登録・研修評価の利用時期)」 naika.or.jp(2026-09-08 取得)
  4. 4.一次資料日本内科学会「J-OSLER登録実績概況(2026年4月1日付)」 cdn-naikaprod.pressidium.com(2026-09-08 取得)

本記事はiwor 編集部が作成し、医師が監修しています。掲載内容は一般的な学習目的の情報であり、 診断・治療の最終判断は必ず一次資料・指導医にご確認ください。 編集方針と監修体制

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