内科専門医試験の勉強法|出題基準は研修カリキュラム。250題は一般100・臨床150で、合否は分野ごとの得点も見る
目次
内科専門医試験の範囲は、日本内科学会が出題基準として公表しています。準拠するのは内科専門研修カリキュラムで、知識の到達レベルはAが中心。250題の内訳は一般問題100と臨床問題150です。[1]
内科専攻医が受ける試験の話です。合否は総合得点だけでは決まらないので、10分野のうち薄いところを先に埋めるほうが早く効きます。
出題基準は教材ではなく、研修カリキュラム
学会は出題範囲を「内科専門研修カリキュラム(=出題基準)」に準拠するものとし、到達レベルのグレードAを中心に出題するとしています。出題内容は原則として、標準的内科学教科書と日本内科学会雑誌、内科救急診療指針2022に載っている内容です。[1]
知識の到達レベルは2段階です。Aは「病態の理解と合わせて十分に深く知っている」、Bは「概念を理解し,意味を説明できる」。中心に出るのはAのほうです。[5]
カリキュラムは全505頁で、学会のページから分野別に無料でダウンロードできます。範囲を確かめるなら、ここが原典です。[4]
250題は一般100・臨床150
出題は総合内科を含めた内科の10分野から。マークシート方式で、解答形式は2つあります。1つ選ぶAタイプと、2つ選ぶX2タイプです。[1]
一般問題100題は、専門的でも必須の知識や判断力を問うもの。臨床問題150題は、年齢と性別を示した症例に答える問題です。6割が症例問題なので、勉強の重心も症例側に寄ります。
合否は、総合得点と分野ごとの得点で見る
合否判定に関わる項目は2つです。筆記試験の総合得点と分野ごとの得点、それに病歴要約の評価。[1]
ただし病歴要約は、J-OSLER で研修した人は評価済みなので対象になりません。出願時に29症例を提出するグループだけの話です。提出物の並びはJ-OSLER の締め切りにまとめています。
難易度は認定内科医試験と総合内科専門医試験の中間
難易度の目安は学会自身が置いています。合格率のほうは、回ごとに動いてきました。[1]
- 第1回(2021年度)… 受験者1,965人・合格1,856人・94.45%
- 第2回(2022年度)… 受験者2,495人・合格2,246人・90.02%
- 第3回(2023年度)… 受験者2,833人・合格2,416人・85.28%
- 第4回(2024年度)… 受験者2,997人・合格2,804人・93.56%
- 第5回(2025年度)… 受験者2,769人・合格2,646人・95.56%
高いけれど一定ではありません。上と下で10ポイント動いています。比較に出てくる総合内科専門医は、内科専門医を取ってから3年後に受ける別の試験です。
試験は1日。3時限で各120分
第5回は2025年5月25日、9時から16時40分までの3時限で、各120分でした。全部で360分ですから、1題あたり1分半ほどの計算になります。[2]
第6回は2026年5月31日に終わっています。出願は1月22日から4月15日まででした。受験料は30,000円(税込)で、合格後に日本専門医機構の認定料11,000円(税込)が別にかかります。第7回の日程と出願期間はまだ公表されていません。[3]
分野の穴を、カリキュラムの側から埋める
やることは、10分野のうち薄いところを見つけて埋める作業です。ただしカリキュラムは505頁あるので、どこが薄いかを紙の上で探すと、分野を1つ見るだけで時間が飛びます。
iwor では試験モードを内科専門医にすると、テーマと知識ポイントが国試の内科範囲に学会カリキュラムの追加範囲を足したものに切り替わります。暗記カードとAI講義も同じ範囲で動きます。iwor は日本内科学会の公式教材ではないので、範囲の原典はカリキュラムのほうです。
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試験モードを内科専門医にすると、テーマ・暗記カード・AI講義・ライブラリが国試の内科範囲+学会カリキュラムの追加範囲に切り替わります。国試のときの記録はそのまま残ります。iwor は医師のためのワークスペースです。
無料ではじめるよくある質問
勉強はいつから始めればいいですか
学会は開始時期を示していません。決まっているのは日程のほうです。出願は年明けに始まって春に締め切られ、試験は5月末でした。逆算の起点はそこに置けます。
出題範囲はどこで確かめられますか
内科専門研修カリキュラムです。学会のページから分野別に無料で落とせます。単行本は実費相当分として1冊3,000円(送料・税込み)で頼めます。[4]
過去問はありますか
学会が「内科専門医試験・総合内科専門医試験 過去問題集」の第3集を案内しています。定価は7,700円(税込)です。[1]
総合内科専門医試験とは別ですか
別の試験です。内科専門医試験は250題で5月、総合内科専門医試験は200題で11月に実施されています。[2]
まとめ
範囲は自分で決めるものではありません。出題基準は研修カリキュラムで、知識の到達レベルはAが中心。問題は6割が症例問題で、合否は分野ごとの得点も見ます。まず薄い分野を1つ決めて、そこから埋めてください。
要項は回ごとに出ます。日程と出願期間、受験料は学会の資格認定試験のページで確かめてください。
出典
- 1.一次資料日本内科学会「(NEW)内科専門医試験_試験問題・合否判定 について」 naika.or.jp(2026-09-20 取得)
- 2.一次資料日本内科学会「資格認定試験 実施結果」 naika.or.jp(2026-09-20 取得)
- 3.一次資料日本内科学会「2026年度 第6回 内科専門医 資格認定試験」 naika.or.jp(2026-09-20 取得)
- 4.一次資料日本内科学会「内科専門研修カリキュラム(新しい内科専門医制度)」 naika.or.jp(2026-09-20 取得)
- 5.一次資料日本内科学会「到達レベルについて(内科専門研修カリキュラム 分冊)」 cdn-naikaprod.pressidium.com(2026-09-20 取得)
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