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NEWS2 スコアの計算|6つのバイタルと酸素投与を0〜3点で数え、5点以上で中リスク、7点以上で高リスク

iwor 編集部4分で読めます
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目次

NEWS2 は、英国王立内科医協会(RCP)が2017年12月に改訂した早期警告スコアです。呼吸数・SpO₂・収縮期血圧・脈拍・意識・体温の6項目を0〜3点で数え、酸素投与中なら2点を足します。[1]

合計0〜4点は低リスク、5〜6点は中リスク、7点以上は高リスクです。合計が低くても、1項目で3点が付けば低〜中リスクとします。[3]

項目ごとの点数

RCP の点数表(Chart 1)の区切りは次のとおりです。[2]

  • 呼吸数(回/分)……8以下で3点、9〜11で1点、12〜20で0点、21〜24で2点、25以上で3点
  • SpO₂(スケール1・%)……91以下で3点、92〜93で2点、94〜95で1点、96以上で0点
  • 酸素投与……投与中で2点、室内気で0点
  • 収縮期血圧(mmHg)……90以下で3点、91〜100で2点、101〜110で1点、111〜219で0点、220以上で3点
  • 脈拍(回/分)……40以下で3点、41〜50で1点、51〜90で0点、91〜110で1点、111〜130で2点、131以上で3点
  • 意識……清明(Alert)で0点、C・V・P・U のいずれかで3点
  • 体温(℃)……35.0以下で3点、35.1〜36.0で1点、36.1〜38.0で0点、38.1〜39.0で1点、39.1以上で2点

SpO₂ は、高二酸化炭素血症性の呼吸不全の患者だけスケール2

対象は、血液ガスで高二酸化炭素血症性の呼吸不全が確かめられていて、酸素投与が要る患者です。RCP の報告書は、この患者では目標の SpO₂ を88〜92%とし、SpO₂ をスケール2で数えるよう勧めています。スケール2を使うかは判断できる臨床医が決めて記録し、それ以外はスケール1です。[4]

スケール2では、88〜92%と、室内気で93%以上が0点です。酸素投与中は93〜94%で1点、95〜96%で2点、97%以上で3点が付きます。低い側は、83%以下で3点、84〜85%で2点、86〜87%で1点です。[2]

意識は ACVPU。新たな混乱は3点

NEWS2 は、意識の評価に「新たな混乱」を加え、AVPU を ACVPU にしました(C が confusion)。新たな混乱は3点です。[4]

合計点とリスクの区分

  • 合計0〜4点……低リスク
  • 1項目で3点……低〜中リスク
  • 合計5〜6点……中リスク
  • 合計7点以上……高リスク
[3]

RCP は区分ごとに対応の段階も決めていて、合計5点以上を、急ぎの診察と対応に切り替える主な閾値としています。[3],[4]

日本の敗血症ガイドラインでの位置づけ

日本版敗血症診療ガイドライン2024は、NEWS を、院内の急変に早く対応する仕組み(RRS)の起動指標をスコアにしたものとしています。敗血症の早期発見の道具としても評価されている、とも書いています。[5]

救急外来で感染症が疑われた患者を対象にした2021年の前向き研究では、敗血症の診断の感度は NEWS 58%・qSOFA 23%・SIRS 77%でした。特異度は、同じ順に81%・99%・35%です。[5]

敗血症患者の死亡の予測では、2021年のメタ解析(26研究・62,338人)で、NEWS の感度は73%、特異度は52%でした。ガイドラインは、どのスクリーニングも単独で使うときは、特性と限界を理解して使うよう求めています。[5]

qSOFA との比べ方はqSOFA スコアの3項目と閾値にあります。

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よくある質問

NEWS と NEWS2 の違いは何ですか

NEWS は2012年に作られ、2017年12月に NEWS2 に改訂されました。SpO₂ のスケール2と、意識の「新たな混乱」が加わり、酸素投与の記録欄と配色も見直されています。[1],[4]

まとめ

NEWS2 は、6つのバイタルを0〜3点で数え、酸素投与中は2点を足します。合計5〜6点で中リスク、7点以上で高リスク、1項目でも3点なら低〜中リスクです。高二酸化炭素血症性の呼吸不全が確かめられ、酸素投与が要る患者は、SpO₂ をスケール2で数えます。

出典

  1. 1.一次資料Royal College of Physicians「National Early Warning Score (NEWS) 2 | RCP」 rcp.ac.uk(2026-09-23 取得)
  2. 2.一次資料Royal College of Physicians「Chart 1: The NEWS scoring system」 rcp.ac.uk(2026-09-23 取得)
  3. 3.一次資料Royal College of Physicians「Chart 2: NEWS thresholds and triggers」 rcp.ac.uk(2026-09-23 取得)
  4. 4.一次資料Royal College of Physicians「National Early Warning Score (NEWS) 2: Standardising the assessment of acute-illness severity in the NHS. Updated report of a working party」 rcp.ac.uk(2026-09-23 取得)
  5. 5.一次資料日本集中治療医学会・日本救急医学会「日本版敗血症診療ガイドライン2024(J-SSCG2024)」 jsicm.org(2026-09-23 取得)

本記事はiwor 編集部が作成し、医師が監修しています。掲載内容は一般的な学習目的の情報であり、 診断・治療の最終判断は必ず一次資料・指導医にご確認ください。 編集方針と監修体制

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