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SBAR の報告テンプレ|電話の前に埋める4行と、R で言い切ること

iwor 編集部3分で読めます
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目次

SBAR は、報告を4つに分けて伝える型です。S は問題を短く言うところ、B はその状況に関わる経緯、A は自分が見つけたことと考え、R は相手にしてほしいことです。[1]

電話をかける前に、この4行を手元に書きます。埋まらない欄があっても、そのまま言えるように置いておきます。

そのまま埋める4行

  • S(いま起きていること)……「◯階◯号室の◯◯さんです。いま◯◯が起きています」
  • B(そこに至る経緯)……「◯月◯日から◯◯で入院しています。◯◯の既往があり、◯◯を使っています」
  • A(自分の見立て)……「◯◯を考えています」
  • R(してほしいこと)……「いま診に来ていただけますか」

書く順番と話す順番は同じです。上から読み上げれば、相手は聞いた順に判断の材料を受け取れます。

IHI が公開しているワークシートも、電話の前に情報を並べておくための紙です。例は医師への報告ですが、ほかの職種にも合わせて使えると書かれています。[1]

R は、言い切る形にする

R に書くのは、相手に求める行動です。ここが曖昧だと、相手は何を判断すればいいのか分かりません。[1]

  • 「いま診に来ていただけますか」
  • 「電話で指示をいただけますか」
  • 「このあとどうしたらよいか、指示をお願いします」
  • 「もう一度連絡する時間を決めていただけますか。それまでに変わったら、すぐかけます」

最後の形は、相手がすぐに動けないときにも次が決まります。いつ、どうなったら、もう一度かけるのかを電話の中で決めます。

A が埋まらないときは、埋まらないまま言う

A は、自分が見つけたことと考えを言う欄です。診断名で言い切れないときは、心配していることをそのまま言います。[1]

「原因は分かりませんが、さっきより悪くなっています」も A の中身です。分からないという情報を渡さないほうが、相手は困ります。

書く型のほうは研修医のカルテは SOAP で書くにまとめています。SOAP の A と、SBAR の A は、どちらも自分の見立てを置く場所です。

報告と相談は、到達目標に書かれている

臨床研修の到達目標には、医療の質と安全の管理として「日常業務の一環として、報告・連絡・相談を実践する。」が挙がっています。[2]

基本的診療業務の前置きも「コンサルテーションや医療連携が可能な状況下で」となっています。相談しながら診ることが前提に置かれています。[2]

相談は、到達目標の中にある仕事です。

B に書くことは、経過を1枚にしておくと早い

B でつまずくのは、入院してからの経過を思い出すところです。症候・検査値・治療の並びが1枚にあれば、読み上げるだけで済みます。

iwor の発表アプリでは、入院の経過を病日ごと(第◯病日)の表にまとめられます。作り方は症例報告の経過表の作り方にあります。

iwor なら、発表資料を白紙から作らずにすみます。

経過表・発表スライド・学会ポスターを、型と診療科別の見本から作れます。中身を書けばそのまま形になるので、体裁を整える時間が要りません。iwor は医師のためのワークスペースです。

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よくある質問

SBAR は誰から誰への型ですか

医療チームの中で患者の状態を伝えるための型です。手引きの例は医師への報告ですが、ほかの職種にも合わせて使えると書かれています。[1]

4行は、どこに書いておきますか

手元の紙でも、電子カルテの下書きでもかまいません。電話中に読み上げられる場所であることだけが条件です。

R まで用意できないときは、かけないほうがいいですか

R が決まらないときも、かけます。「判断をお願いします」が R です。相手は何を求められているか分かります。

電話のあとは何を残しますか

誰に、何時に、何を伝えて、何を指示されたかを記録に残します。書き方はカルテは SOAP で書くにあります。

まとめ

SBAR のテンプレは、電話の前に書く4行です。S で今を言い、B で経緯を渡し、A で自分の見立てを置き、R で相手にしてほしいことを言い切ります。埋まらない欄は、埋まらないまま伝えます。

出典

  1. 1.一次資料Institute for Healthcare Improvement(IHI)「SBAR Tool: Situation-Background-Assessment-Recommendation」 ihi.org(2026-09-23 取得)
  2. 2.一次資料厚生労働省「(別添)臨床研修の到達目標、方略及び評価」 mhlw.go.jp(2026-09-23 取得)

本記事はiwor 編集部が作成し、医師が監修しています。掲載内容は一般的な学習目的の情報であり、 診断・治療の最終判断は必ず一次資料・指導医にご確認ください。 編集方針と監修体制

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