総合内科専門医試験に落ちたら|受験回数に制限はない。次に出す書類は、今回どのコースで受けたかで変わる
目次
総合内科専門医試験は、出願要件が整っていれば年度の制限なく何回でも受けられます。ただし次に何を出すかは、今回どのコースで受けたかで変わります。[1]
受験回数に年度の制限はない
学会は「研修歴や病歴要約等の出願要件が整っていらっしゃれば、年度の制限なく何回でも受験できます」としています。落ちた翌年に間を空ける決まりもありません。[1]
ただし出願そのものはやり直しです。受験料は30,000円(税込)で、納めた分は返還されず、次に出願するときも改めて納めます。[2]
10症例を出したコースなら、評価が合格で次回は免除
合否判定に関わるのは筆記試験の総合得点と分野ごとの得点、それに病歴要約の評価です。病歴要約は出願時に10症例を提出するグループだけが対象になります。[3]
この2つは別々に見られます。病歴要約が合格で筆記が不合格だった場合、次年度以降は病歴要約免除で受験できます。10症例を作り直さずに済みます。[1]
逆に病歴要約が不合格(F評価)だと、筆記の結果にかかわらず最終結果は不合格になります。この場合は病歴要約の側から立て直します。[3]
措置的受験だったなら、次回は書類が増える
病歴要約と発表業績の提出を免除する措置的受験で受けた場合、免除される書類がそもそも手元にない状態です。次に通常の出願をするなら、病歴要約10症例と発表業績1編を新しく用意します。[2]
この枠は多数派です。第53回は申込2,020名のうち1,821名が措置的試験でした。しかも措置的受験は2026年度が最終年度で、2021年の第36回認定内科医試験に合格した人に2027年度の1回が残るだけです。[4],[2]
セルフトレーニング問題の要件は、次回の出願でも要る
出願には、受験する年度の直近5年間にセルフトレーニング問題の合格実績が2回以上必要です。1年ずれると、有効な5年の窓も1年ぶんずれます。[2]
古い合格が窓から外れて回数が足りなくなることがあるので、次の出願までに何回ぶん残っているかを先に数えてください。要件の詳細は総合内科専門医試験の対策にまとめています。
合否には、分野ごとの得点も入る
合否は総合得点だけでは決まりません。分野ごとの得点も判定に入ります。総合点だけを見ていると、この軸は見落とします。[3]
出題は総合内科を含めた内科の10分野からで、200題のうち150題が臨床問題です。出題範囲は内科専門研修カリキュラムで、到達レベルはA〜Cまで含みます。[3]
直近3回の合格率
直近3回はこう動いています。[4]
- 第51回(2023年度)… 受験者1,527人・合格1,334人・87.4%
- 第52回(2024年度)… 受験者1,887人・合格1,688人・89.5%
- 第53回(2025年度)… 受験者1,840人・合格1,713人・93.10%
資格そのものの位置づけは総合内科専門医とはにまとめています。[4]
次の1年でやること
先に確かめるものが2つあります。セルフトレーニング問題の残り回数と、次の出願で病歴要約と発表業績が要るかどうか。ここが済んでから、範囲の埋め直しに入ります。
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無料ではじめるよくある質問
何回まで受けられますか
出願要件が整っていれば、年度の制限なく何回でも受けられます。[1]
病歴要約はもう一度出しますか
10症例を出して評価が合格だったなら、次年度以降は免除されます。評価が不合格だった場合は、そちらから立て直します。[1],[3]
措置的受験で落ちた場合はどうなりますか
次に通常の出願をするなら、病歴要約10症例と発表業績1編が要ります。措置的受験は2026年度が最終年度です。[2]
受験料はもう一度かかりますか
かかります。納めた30,000円(税込)は返還されず、次の出願でも改めて納めます。[2]
次はいつ受けられますか
試験は年に1回です。第54回(2026年11月1日)の出願は7月8日で締め切られています。次に出願できるのはその先の回で、日程は学会の告知で出ます。[2]
まとめ
制度の側では、落ちても道は閉じません。回数に年度の制限はなく、10症例を出して評価が合格だったなら次回は免除されます。措置的受験だったなら、次回は病歴要約10症例と発表業績1編を用意します。かかり直すのは受験料と、セルフトレーニング問題の残り回数の確認です。
要件は回ごとに出ます。日程と出願期間は学会の資格認定試験のページで確かめてください。
出典
- 1.一次資料日本内科学会「(NEW)総合内科専門医試験用_FAQ」 naika.or.jp(2026-09-21 取得)
- 2.一次資料日本内科学会「2026年度 第54回 総合内科専門医 資格認定試験」 naika.or.jp(2026-09-21 取得)
- 3.一次資料日本内科学会「(NEW)総合内科専門医試験_試験問題・合否判定 について」 naika.or.jp(2026-09-21 取得)
- 4.一次資料日本内科学会「資格認定試験 実施結果」 naika.or.jp(2026-09-21 取得)
本記事はiwor 編集部が作成し、医師が監修しています。掲載内容は一般的な学習目的の情報であり、 診断・治療の最終判断は必ず一次資料・指導医にご確認ください。 編集方針と監修体制