コンテンツへスキップ
学会発表

学会発表スライドの作り方|デザインの前に、学会が決めている3つを先に確かめる

iwor 編集部4分で読めます
学会発表の資料なら iwor。経過表・スライド・ポスターを、型と診療科別の見本から。
目次

スライドの作り方を調べると、1枚1メッセージ、フォントは何ポイント、色は3色まで、といった話が出てきます。どれも正しいのですが、医療の学会発表ではその前に決まっているものがあります。

自分では決められないものが3つです。スライドの比率、COI 開示を何枚目に置くか、発表時間から決まる枚数。どれも大会の案内に書いてあって、大会ごとに違います。

この3つを先に埋めないと、中身を作り込んだあとで作り直しになります。

1|比率は、会場の機材で決まる

いまの標準は16:9です。第98回日本胃癌学会総会(2026年3月)の案内は、16:9での作成を推奨しつつ、4:3でも投影できるが表示は小さくなる、としています。[1]

第82回日本放射線技術学会総会学術大会(2026年4月)も、16:9を推奨し、4:3でも登録できるとしています。[4]

決めているのは会場の機材なので、大会ごとに、また同じ学会でも回ごとに変わります。比率を後から変えると図の位置がずれるので、自分が出る大会の案内を最初に見てください。

2|COI 開示は、何枚目かが大会で違う

利益相反の開示スライドは、置く場所が大会で違います。日本呼吸器学会の第67回学術講演会は口頭発表ならスライドの1枚目、日本胸部外科学会の第77回定期学術集会はタイトルの次のスライドです。対象期間も前者が過去3年、後者が過去1年と分かれています。[2],[3]

第82回日本放射線技術学会総会学術大会も、2ページ目つまりタイトルスライドの次に記載するよう案内しています。開示そのものは全演者に義務づけられています。[4]

他学会の様式をそのまま使うと、位置も期間も合いません。学会ごとの違いと文言の例はCOI 開示スライドの書き方と例にまとめています。

3|枚数は、発表時間から逆算する

持ち時間が5分なのか7分なのか10分なのかで、入る枚数は変わります。枚数を決めてから中身を割り付けるほうが、あとで削る量が少なくなります。

発表時間ごとの目安と、症例報告なら何を何枚にするかは学会発表のスライドは何枚かにまとめています。

3つが決まってから、中身に入る

症例報告なら、並べる節はほぼ決まっています。主訴と現病歴、検査、経過、考察。この順番は動かさないほうが、聞くほうも追いやすくなります。

公開されている雛形と、自分の科では何を足すかは症例報告のスライドのテンプレートにあります。入院経過を1枚にまとめる図の作り方は経過表の作り方です。

ポスター発表なら構成とサイズが別に決まります。こちらは学会ポスターのテンプレートにまとめました。

デザインは最後でいい

1枚1メッセージ、文字は大きく、色は絞る。こうした作法は効きます。ただし効くのは、比率と枚数と節が決まったあとです。

逆にすると手戻りが出ます。きれいに作ったスライドを比率違いで作り直す、10分の発表に25枚作ってから削る、といった手間です。順番を変えると、この手戻りが減ります。

iwor の発表スライドは、主訴・現病歴・検査・経過・考察という症例報告の流れが最初からスライドとして並びます。検査値を入れると表の形に整い、基準値から外れた値に印が付きます。白紙から組み立てる手間はここで減らせます。

iwor なら、発表資料を白紙から作らずにすみます。

経過表・発表スライド・学会ポスターを、型と診療科別の見本から作れます。中身を書けばそのまま形になるので、体裁を整える時間が要りません。iwor は医師のためのワークスペースです。

無料ではじめる

よくある質問

比率は16:9にしておけば無難ですか

いまの標準は16:9で、4:3でも投影や登録ができる大会が多数です。ただし決めているのは会場の機材なので、案内を1回開いて確かめてください。[4]

COI のスライドは省略できますか

開示が義務づけられている大会では省略できません。内容が「なし」でも1枚置きます。書き方はCOI 開示スライドの書き方と例にあります。

デザインを先に整えてはいけませんか

いけないとは言いません。ただ、比率が変わると図の位置がずれます。先に3つを押さえたほうが手戻りは少なくなります。

症例報告の節は変えてもいいですか

主訴・現病歴・検査・経過・考察の順番は、聞くほうが追いやすい形です。科によって足すスライドは変わります。

まとめ

先に確かめるのは、比率・COI の位置・枚数の3つです。どれも大会が決めていて、大会ごとに違います。

そのあとに症例報告の節を埋めて、最後にデザインを整える。この順番なら、作り直しが減ります。

出典

  1. 1.一次資料第98回日本胃癌学会総会(2026年3月4〜6日・沖縄コンベンションセンター)「座長・演者の皆様へ(主題関連演題・一般口演 発表の先生方へ/スライドの比率)」 site2.convention.co.jp(2026-09-21 取得)
  2. 2.一次資料日本呼吸器学会(第67回学術講演会)「利益相反(COI)|発表演題に関する利益相反(COI)の開示について」 jrs.or.jp(2026-09-21 取得)
  3. 3.一次資料日本胸部外科学会(第77回定期学術集会)「COI開示スライドサンプル」 congre.co.jp(2026-09-21 取得)
  4. 4.一次資料第82回日本放射線技術学会総会学術大会(JRC2026・2026年4月)「発表スライド登録(スライドのサイズ設定/利益相反開示について)」 jsrt.or.jp(2026-09-21 取得)

本記事はiwor 編集部が作成し、医師が監修しています。掲載内容は一般的な学習目的の情報であり、 診断・治療の最終判断は必ず一次資料・指導医にご確認ください。 編集方針と監修体制

関連記事

白紙から始めない。

経過表・発表スライド・学会ポスターを、型と診療科別の見本から作れます。iwor は医師のためのワークスペースです。