J-OSLER を管理するアプリ|MOTiCAN と iwor は、症例の入れ方が違う
目次
運営: iwor(比較対象に自社サービスを含みます。iwor は有料プランのあるサービスです)
J-OSLER の進み具合を手元で管理するアプリに、MOTiCAN と iwor があります。MOTiCAN は iPhone や iPad で病名を入れると疾患群を自動で分け、iwor はブラウザで疾患群を選んで記録します。どちらも J-OSLER の公式システムではないので、正式な登録は J-OSLER で行います。[1],[3]
J-OSLER で数が決まっているもの
内科専門研修の修了要件で数が決まっているのは、主に次の3つです。[4]
- 症例数:160症例以上(主に専攻医1〜6期生)/120症例以上(7期生以降)
- 疾患群:どちらも56疾患群以上
- 病歴要約:どちらも29症例
どちらのアプリも、この数を手元で追うためのものです。数え方の細かい決まりはJ-OSLER の160症例は誰の要件かにまとめました。
MOTiCAN:病名を入れると、疾患群を自動で分ける
MOTiCAN は、iPhone と iPad で使う無料のアプリです。受け持ちの症例の病名を匿名化して記録すると、J-OSLER の疾患群を自動で判定します。疾患群ごとの達成数と不足数は、ダッシュボードで見られます。Android 版は、いまは出ていません。[1],[2]
J-OSLER と EPOC の機能は、アプリの中で医師免許の認証をしてから使えます。病棟の ToDo や疾患ごとのメモ、EPOC のレポート管理もあります。血液検査の単位表記を J-OSLER の形式に整える AI 機能もついています。記録するのは、病名や経過、自分の判断です。[1],[2]
iwor:疾患群を選んで、修了要件の残りを数える
iwor はブラウザで使うので、iPhone でも Android でもパソコンでも開けます。症例は病名ではなく疾患群を選んで記録し、分野ごとに経験した疾患群の数が自動で出ます。症例と病歴要約には、病名や自由記述、日付を書く欄がありません。
PRO では期生を選ぶと要件表の数字が入り、症例と疾患群・病歴要約29篇・講習や学術活動の残りを逆算して出します。外来や初期研修の症例の上限、病歴要約の疾患群の重複といった決まりとも突き合わせます。
疾患群が分野ごとにいくつあって、何を1群と数えるかはJ-OSLER の疾患群一覧にまとめています。
どちらが合うか
- 病棟で iPhone から病名を入れていきたい、ToDo や疾患ごとのメモも一緒に持ちたい:MOTiCAN が合います
- Android やパソコンのブラウザでも開きたい、講習や学術活動の回数まで1か所で数えたい:iwor が合います
- 病名や経過もアプリに書き残したいなら MOTiCAN、病名は書かずに疾患群だけで数えたいなら iwor
生成AIを病歴要約に使うなら、先にJ-OSLER で生成AIはどこまで使える?を読んでおきましょう。
よくある質問
初期研修の症例も J-OSLER に使えますか?
プログラムの委員会が認める内容に限って使えます。上限は160症例の期生が80症例、120症例の期生が60症例で、病歴要約への適用はどちらも14症例までです。[4]
アプリに記録すれば、J-OSLER に登録したことになりますか?
登録は J-OSLER で別に行います。どちらのアプリも公式システムではなく、手元で進み具合を見るためのものです。
まとめ
iPhone で病名から疾患群を自動で分けたいなら MOTiCAN、Android やパソコンから疾患群を選んで数えたいなら iwor が合います。どちらも手元の管理用で、登録は J-OSLER で行います。まずは自分が何を手元で追いたいかを決めて選びましょう。
出典
- 1.MedicalApp.Inc.(App Store)「モチカン-MOTiCAN-(App Store のアプリの説明)」 apps.apple.com(2026-09-27 取得)
- 2.株式会社MedicalApp「MOTiCAN -モチカン-(公式サイト・よくある質問)」 motican.jp(2026-09-27 取得)
- 3.株式会社MedicalApp「Product(MOTiCAN-モチカン-)」 medicalapp.co.jp(2026-09-27 取得)
- 4.一次資料日本内科学会「内科専攻研修において求められる「疾患群」「症例数」「病歴要約提出数」について(修了要件:160症例の場合/120症例の場合)」 naika.or.jp(2026-09-27 取得)
本記事はiwor 編集部が作成し、医師が監修しています。掲載内容は一般的な学習目的の情報であり、 診断・治療の最終判断は必ず一次資料・指導医にご確認ください。 編集方針と監修体制