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J-OSLER・EPOC

循環器内科専門医になるまで|内科専門研修2年目から連動でき、症例は各年16例までしか数えない

iwor 編集部5分で読めます
内科の J-OSLER・EPOC なら iwor。症例登録と病歴要約の進み具合を、ひとつの場所で。
目次

循環器内科は、内科専門医を基本領域とするサブスペシャルティ領域です。内科専門研修との連動研修ができ、早ければ内科専門研修2年目から、循環器内科専門医研修指導医のもとで始められます。[1]

研修期間は3年以上。修了には症例経験36例以上と技術・技能393例以上が要ります。数え方に各年の上限があるので、1年にまとめて経験しても足りません。[1]

基本領域は内科専門医。連動研修は内科2年目から

整備基準は、基本領域資格を内科専門医としています。循環器内科専門医のうち内科専門医が70%以上を占めるため、この領域はカテゴリーAに分類され、内科領域のサブスペシャルティ領域連絡協議会に参加します。[1]

指導医のもとで経験した内容であれば、内科専門研修中の経験を循環器内科専門医研修の一部として認められます。開始できるのは内科専門研修2年目からです。[1]

33あるサブスペシャルティ領域のうち、どこが連動研修を行い得る側に置かれているかはサブスペシャルティ領域の選び方にまとめています。

各年に上限があるので、前倒しで数を稼げない

整備基準は研修期間を3年間以上(内科との連動研修を含む)とし、経験の数え方をこう定めています。[1]

  • 症例経験は各年8例以上。各年の上限は16例までで、3年間で36例以上
  • 技術・技能の経験は各年88例以上。各年の上限は175例までで、3年間で393例以上
[1]

上限があるのは「研修期間内で偏りのない適切な研修が行われるよう」という理由です。忙しい年に詰め込んでも、その年に数えられるのは上限までです。[1]

研修の進め方にも順序の目安があります。1年目から達成目標Aの経験を積み、2年目に達成目標BとC(心血管インターベンションや不整脈・デバイス領域を含む)の研修を始められます。3年目は、足りない疾患や検査の機会を設けることが望まれています。[1]

修了に要るものは4つ

  • 症例経験36例以上と技術・技能経験393例以上、そして指導医による評価
  • 病歴要約10例の提出と評価(資格認定試験時)
  • ACLS講習の受講(資格認定試験時)
  • 指導医と多職種のメディカルスタッフによる評価で、循環器内科専門医としての適性に疑問がないこと
[1]

病歴要約は、登録した症例から疾患が重ならないように10症例以上を選びます。そのうち3例は手術または剖検症例です。[1]

症例36例は、疾患群ごとに数が決まっている

36例は自由な組み合わせではありません。整備基準は16の疾患群それぞれに必要数を割り振っていて、多いのは不整脈と虚血性心疾患の各6例です。心不全が4例で、残りの疾患群は3例から1例ずつ並びます。どの群が埋まっていないかで、次に回る場所が決まります。[1]

内科専門研修の側は別の制度で、数え方も違います。内科の病歴要約29篇の内訳はJ-OSLER の病歴要約29篇の内訳にまとめています。

記録は循環器J-OSLER。内科側とは別のシステム

症例・病歴要約・技術技能は循環器J-OSLERに記録し、指導医の評価と承認を得ます。技術・技能はモニタリング画面で項目ごとに必要数が示され、登録数によって色が変わります。整備基準は、最終的にすべての赤色の項目が緑色になるように進める、と書いています。[1]

内科専門研修の側の記録は、これとは別の J-OSLER です。連動研修の期間は両方が並行して動きます。

iwor が数えられるのは内科専門研修の J-OSLER の側だけです。症例と疾患群、病歴要約29篇、講習・学術・JMECC・360度評価の残りを数字で逆算できますが、循環器J-OSLER には使えません。

iwor は日本内科学会・日本専門医機構・厚生労働省の公式システムではなく、正式な登録と評価は J-OSLER で行います。

iwor なら、修了要件の残りが数字で見えます。

症例と疾患群、病歴要約29篇、講習・学術・JMECC・360度評価の6項目を、残りいくつかで逆算できます。EPOC の経験すべき症候29・疾病26にも対応しています。iwor は医師のためのワークスペースです。

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修了したあと、5年以内に試験を受ける

専門研修修了証の有効期限は原則5年です。修了した専攻医は、原則として5年以内に循環器内科専門医資格認定試験に合格しなければなりません。やむを得ない事情で受験が難しい場合は、循環器内科領域専門医検討委員会が理由を精査し、日本専門医機構が承認したときに限り延長できます。[1]

専門医資格そのものは5年更新の時限認定です。[1]

受験資格と、旧制度・新制度のどちらに当たるかは循環器専門医の試験にまとめました。

研修開始前の経験は、要件の半数まで

研修開始日より前の症例と技術・技能の経験も、別途示される条件のもとで、各修了要件の半数まで循環器内科専門医研修の対象として認められます。[1]

よくある質問

連動研修は内科専門研修の1年目から始められますか

整備基準は「早ければ内科専門研修2年目から」としています。開始には循環器内科専門医研修指導医のもとであることが要ります。[1]

1年で症例を多く経験すれば3年より短くできますか

できません。研修期間が3年間以上と定められているうえ、症例は各年16例、技術・技能は各年175例が上限で、それを超えた分はその年に数えられません。[1]

この整備基準は日本専門医機構が出しているものですか

この文書は日本循環器学会が出しています。日本専門医機構のサブスペシャルティ領域のページは、整備基準を「ただいま準備中です」としていて、領域名だけが並んでいます。[2]

まとめ

循環器内科専門医は、内科専門医を基本領域とし、内科専門研修2年目から連動研修を始められます。研修は3年以上で、症例36例以上と技術・技能393例以上、病歴要約10例、ACLS講習、指導医と多職種の評価が要ります。各年に上限があるので、計画は3年で組みます。記録は循環器J-OSLERで、内科側の J-OSLER とは別に動きます。

出典

  1. 1.一次資料一般社団法人 日本循環器学会「サブスペシャルティ領域専門研修制度整備基準 循環器内科領域(PDF・2022年7月)」 j-circ.or.jp(2026-09-25 取得)
  2. 2.一次資料一般社団法人 日本専門医機構「サブスペシャルティ領域について」 jmsb.or.jp(2026-09-25 取得)

本記事はiwor 編集部が作成し、医師が監修しています。掲載内容は一般的な学習目的の情報であり、 診断・治療の最終判断は必ず一次資料・指導医にご確認ください。 編集方針と監修体制

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