コンテンツへスキップ
マッチング

マッチングの三次募集とは|協議会が示しているのは「2次募集」までで、三次は病院ごとの呼び名

iwor 編集部6分で読めます
研修病院えらびなら iwor。自己分析から病院比較・見学・面接まで、ひとつの場所で。
目次

協議会が示しているのは「2次募集」までです。参加病院は募集定員の全てをマッチングで募集し、その結果として定員が充足されなかった場合は、空席分を2次募集で補充してよいと定められています。「三次募集」という段階は、協議会のどこにも出てきません。[1]

三次と呼んでいるのは病院の側です。選考日程の一覧も「2次募集採用試験日程公開」という1つの表にまとまっていて、その中で自分の欄に「3次募集」と書いている病院が混ざっています。[4]

協議会は2次募集まで示している

協議会の概要ページは、参加病院の条件をこう書いています。「参加病院は、募集定員(研修プログラム毎の募集定員の合計)の全てを、研修医マッチングで募集すること。ただし、マッチングの結果、定員が充足されなかった場合は、その空席分を2次募集で補充しても差し支えない。」続けて「2次募集に応募者があった場合は、医師臨床研修マッチング協議会に対して当該応募者のマッチング違反に係る照会を行うこと」も求めています。[1]

つまり2次募集は、病院が勝手にやっている慣習ではなく、協議会が位置づけている仕組みです。研修病院向けのページにも「2次募集採用試験日程情報」という項目があり、参加病院が任意で2次試験日程を掲載すると書かれています。ここに三次にあたる項目は載っていません。[2]

公式スケジュールのほうも、参加登録の開始が6月4日14時、締切が7月30日14時。希望順位の登録が9月10日14時に始まり、中間公表前の締切が9月24日14時、中間公表が9月25日14時です。最終締切は10月8日14時で、組み合わせ結果の発表が10月22日14時。日程はここで終わります。[3]

「三次募集」は病院が自分で書いている呼び名

呼び方としては使われています。医師向けの情報サイトの解説記事は、国家試験の合格発表(3月中旬)から3月末までの募集を「一般的に」3次募集と呼ぶと書いています。同じ記事は、結果発表から2月の国家試験までを2次募集と呼ぶとも書いています。この記事自身が「一般的に」と付けているとおり、公式の用語ではなく慣習の呼び名です。[6]

実際の表でもそうなっています。2026年9月27日時点では254施設が載っていて、そのうち13施設が備考や締切の欄に「3次募集」「三次募集」と自分で書いていました。「3次募集 至急」「3次募集として1名募集します。」「≪三次募集を開始します≫」といった書き方です。二次と三次で表が分かれているのではなく、同じ表の中に両方の呼び名が並んでいます。[4]

一覧が公開されるのは希望順位登録の締切後

この一覧をいつ見られるかは決まっています。研修病院向けのページは、2次募集採用試験日程情報を「希望順位登録締切後に公開します」と書いています。2026年度の最終締切は10月8日14時なので、その年の募集がここに並ぶのはそれ以降です。[2],[3]

だから締切より前に開くと、前の年の行が残ったまま見えます。2026年9月27日時点でも、締切が令和8年(2026年)2月末や3月31日のままの行が並んでいました。ページには年度の表示がなく、中に出てくる年は令和4年から令和8年まで混ざっています。

いま何件あるかは、一覧を開けば分かります。表の上に「本日現在」として件数が出ているので、この記事の数字ではなくそちらを見てください。掲載するかどうかも病院に任されていて、一覧の冒頭は「空席があった場合、2次募集を予定している病院の選考日程を表示しております。表示の有無については各病院に任されております。」と書いています。載っていない病院が募集していないとは限らず、募集が終わった行が消えているとも限りません。表示されている件数と、これから研修を始める自分の学年の募集数は、別に考えてください。[4]

都道府県と区分で、研修病院をプログラム単位で見比べる。

全国の研修病院をプログラム単位で、倍率・定員・充足率で並べ替えたり、都道府県や大学・市中の別で絞り込んだりできます。

無料ではじめる

締切は病院ごとで、期日が決まっていない行が多い

締切日の書き方は行ごとに違います。2026年9月27日時点では、「定員に達するまで」「定員に達し次第」と書いた行が全254行の3分の2を占めていて、期日を書いている行はそれより少なくなっています。[4]

つまり「三次募集の締切」としてどこかに1つの日付があるのではありません。3分の2は日付ではなく埋まり方で閉まります。志望先がもう残っていない段階で読んでいるなら、次の順で当たれます。

  • 一覧を都道府県で絞る。行きたい地域が決まっていなければ、通える範囲の県から見る
  • 「定員に達するまで」の行から先に連絡する。期日のある行は締切日まで残るが、こちらは埋まった時点で閉まる
  • 備考の提出書類を先に読む。卒業見込証明書や成績証明書は、大学の事務に依頼してから届くまでに日数がかかる
  • 連絡先の電話とメールは行ごとに載っている。募集が続いているかを、その病院に直接聞く

どこに席が残るのかは、前年の公表データから見える

その年に空席が出るかは、結果が出るまで分かりません。ただ、どういう形で空席が生まれるかは前年の公表データに出ています。2025年度は全1,470プログラムのうち535プログラムに空席が残り、席の数では1,617名分でした。[5]

空席の出方は2つに分かれます。希望順位を登録した学生が定員未満だったプログラムが100件、定員以上いたのに空席が残ったプログラムが435件です。数の上では後者が大半で、「定員割れした病院が狙い目」という読み方はここで崩れます。この2つの分かれ方は定員割れの研修病院で扱いました。

結果発表の直後、10月からどう動くかはマッチングでアンマッチだったらにまとめています。この記事が扱っているのは、それより後の段階です。

よくある質問

三次募集は毎年ありますか

協議会に三次募集という段階がないので、毎年あるともないとも言えません。あるのは「席が残った病院が募集を出すかどうか」で、出すかどうかは病院が決めます。

二次募集と三次募集の違いは何ですか

協議会が示しているのは2次募集までで、三次との区別はありません。医師向けの情報サイトの解説記事は、結果発表から国家試験までを2次、合格発表から3月末までを3次と呼んでいます。

一覧に載っていない病院に問い合わせてもいいですか

掲載は各病院に任されているので、載っていないことは募集していないことを意味しません。志望先が一覧になければ、その病院の臨床研修センターの連絡先を病院のサイトで調べて、募集の有無をその病院に直接聞きます。

まとめ

協議会が示しているのは2次募集までで、三次は病院ごとの呼び名です。見る場所は「2次募集採用試験日程公開」の1つの表で、そこに両方の呼び名が並んでいます。公開されるのは希望順位登録の締切後なので、それより前に開くと前年の行が見えます。年度の表示がないので、件数を自分の学年の数として読むことはできません。当たるのは表の件数ではなく、行に載っている連絡先です。

出典

  1. 1.一次資料医師臨床研修マッチング協議会(JRMP)「医師臨床研修マッチングとは(概要)」 jrmp2.jp(2026-09-10 取得)
  2. 2.一次資料医師臨床研修マッチング協議会(JRMP)「研修病院へのお知らせ」 jrmp2.jp(2026-09-10 取得)
  3. 3.一次資料医師臨床研修マッチング協議会(JRMP)「2026年度医師臨床研修マッチングスケジュール」 jrmp2.jp(2026-09-10 取得)
  4. 4.一次資料公益財団法人医療研修推進財団「2次募集採用試験日程公開」 senkoubi.pmet.jp(2026-09-10 取得)
  5. 5.一次資料医師臨床研修マッチング協議会(JRMP)「令和7年度 研修プログラム別マッチ結果」 jrmp2.jp(2026-09-10 取得)
  6. 6.C-MEC.JP(株式会社シーメック)「【マッチング3次募集って?】募集期間から選ぶべきかどうか、回避方法まで!」 c-mec.jp(2026-09-10 取得)

本記事はiwor 編集部が作成し、医師が監修しています。掲載内容は一般的な学習目的の情報であり、 診断・治療の最終判断は必ず一次資料・指導医にご確認ください。 編集方針と監修体制

関連記事

受ける先を決める前に、同じものさしで見比べる。

全国の研修病院をプログラム単位で、倍率・定員・充足率で並べ替えたり、都道府県や大学・市中の別で絞り込んだりできます。