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新専門医制度とは|学会ごとだった専門医を2018年から日本専門医機構が統一。19の基本領域とシーリングの仕組み(2026年度のシーリング)

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目次

新専門医制度は、それまで学会ごとに認定していた専門医を、第三者機関の日本専門医機構が19の基本領域で統一して養成する仕組みです。2018年から統一された制度での研修が始まり、2021年度に機構認定の専門医が初めて誕生しました。[1]

専攻医になる人にとって大きいのは、領域を1つ選んでプログラムに応募すること、そして希望の県と領域によっては採用数に上限(シーリング)があることの2つです。

なぜ制度が変わったのか

専門医の認定は、もともと各学会が独自に行っていました。学会ではない第三者機関による認定を目指して、2014年に日本専門医機構が発足し、2018年から各基本領域で共通の新しい制度が始まりました。[1]

機構は、各学会の制度に助言・評価をし、専門医と研修プログラムの審査をしています。[1]

基本領域とサブスペシャルティ領域の二段階

  • 1段目=基本領域(19領域)……初期研修のあと、専門研修プログラムで3〜5年研修し、試験に合格して専門医になる
  • 2段目=サブスペシャルティ領域……基本領域の専門医をとったあと、消化器内科・循環器内科などのより専門性の高い領域の専門医をとる
[1]

サブスペシャルティ領域は、2022年度に基本領域と連動して研修する15領域で先に始まり、2024年に初めて機構の新規認定が出ました。[2]

19領域ごとの採用数と試験の合格率は専門医のなり方にまとめています。2段目の選び方はサブスペシャルティ領域の選び方で見られます。

プログラム制とカリキュラム制

研修は、指導医のもとで決められた年限の専門研修を受ける「プログラム制」が基本です。出産・育児・介護などで休職・離職する人のために、研修施設や期間を柔軟に組める「カリキュラム制(単位制)」も認められています。[1]

シーリング:県と領域ごとの採用の上限

新しい制度は医師の地域偏在に影響を与えるという懸念が指摘され、機構は都道府県・診療科ごとの募集定員の上限(シーリング)を設けています。機構は、外科・産婦人科など専門医の数が減っている6領域を除いた13領域にシーリングを設けてきた、と説明しています。[2]

2026年度の採用では、シーリングの対象は内科・小児科・皮膚科・精神科・整形外科・眼科・耳鼻咽喉科・泌尿器科・脳神経外科・放射線科・麻酔科・形成外科・リハビリテーション科の13領域でした。シーリングがかかった都道府県は16で、東京都は12領域が対象でした。[3]

対象外は外科・産婦人科・病理・臨床検査・救急科・総合診療の6領域です。シーリングの枠の内訳(通常・連携・特別地域連携)と、2027年度募集の基準は専攻医のプログラムの選び方にまとめています。

制度の今の規模

  • 毎年、臨床研修を修了した人の90〜95%が専攻医として登録
  • 新たに機構認定された基本領域の専門医は、2025年10月時点で累計29,280人
  • 学会認定から機構認定へ移った人を含む更新者は、累計141,473人
[2]

2026年度に採用された専攻医は9,998人でした。[3]

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よくある質問

新専門医制度はいつから始まりましたか?

2018年から、統一された新しい制度での専門医の養成が始まりました。この制度の試験に合格した機構認定の専門医は、2021年度に初めて誕生しています。[1]

専門医の更新はどうなりますか?

専門医は原則5年ごとに更新があります。更新の単位の数え方は専門医の更新の方法にまとめています。[1]

まとめ

新専門医制度は、日本専門医機構が19の基本領域で専門医の養成をそろえた仕組みです。専攻医になる前に、選ぶ領域と県にシーリングがかかっているかを見ておいてください。

出典

  1. 1.一次資料日本専門医機構「一般の皆様へ」 jmsb.or.jp(2026-10-11 取得)
  2. 2.一次資料日本専門医機構「日本専門医制度概報(令和7年度版)」 jmsb.or.jp(2026-10-11 取得)
  3. 3.一次資料日本専門医機構(厚生労働省 医道審議会 医師分科会 医師専門研修部会 資料1・令和8年7月15日)「令和8年度の専攻医採用と令和9年度の専攻医募集について」 mhlw.go.jp(2026-10-11 取得)

本記事はiwor 編集部が作成し、医師が監修しています。掲載内容は一般的な学習目的の情報であり、 診断・治療の最終判断は必ず一次資料・指導医にご確認ください。 編集方針と監修体制

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