総合内科専門医試験の勉強法|学会が出している3つから始める。過去問題集 第3集は320題
目次
総合内科専門医試験の勉強法を決める前に、日本内科学会が出しているものが3つあります。過去問題集、セルフトレーニング問題、内科専門研修カリキュラムです。市販の問題集はこの3つの外側にあります。[1],[2],[3]
何を買うかより先に、この3つが何で、いつ手に入るのかを押さえてください。
1|過去問題集は第3集で内科専門医試験の過去問が入った
学会の過去問題集は第1集から第3集まであります。第3集は2026年3月5日に販売が始まり、7,700円(税込)。第2集が2019年なので、約7年ぶりの刊行です。[1]
第3集で変わったのは中身です。内科専門医試験の過去問が初めて入りました。内訳は2021年度と2022年度の内科専門医試験から188題、2019年度と2022年度の総合内科専門医試験から132題で、合わせて320題です。[1]
第1集は5,000円、第2集は6,000円(いずれも税込)。どちらも認定内科医試験と総合内科専門医試験の過去問で、内科専門医試験は入っていません。買い足すかどうかは、この差で決めます。[1]
2|セルフトレーニング問題は、解説が試験に間に合わない
セルフトレーニング問題は年1回の企画で、50題。正解率60%以上で単位が付きます。出題分野は内科一般と漢方を含む16分野です。[2]
2026年度は申込が6月1日13時から8月31日まで、解答締切が9月30日(当日消印有効)。そして採点結果と解答解説の案内は12月10日頃です。第54回の試験は11月1日なので、受験する年に解いても、解説が届くのは試験のあとになります。[2],[5]
この企画を知識の確認に使うなら、受験する年ではなく、その前の年までに解いておきます。出願要件としては、受験する年度の直近5年間に合格実績が2回以上必要です。要件の数え方は総合内科専門医試験の対策にまとめています。
なお学会は、掲載問題の転載・複製のほか、解説や解答の掲載、内容を示唆する行為も禁止しています。[2]
3|カリキュラムは無料で、これが出題基準
内科専門研修カリキュラムは、試験の出題基準そのものです。全505頁で、全頁一括でも分野別でも無料でダウンロードできます。紙で欲しい場合は単行本が1冊3,000円(送料・税込)です。[4],[3]
分野別に分かれているので、苦手なところだけ落として読めます。総合内科は一般・高齢者・腫瘍の3つに分かれており、ほかに消化器から救急までが並びます。
総合内科専門医試験はこのカリキュラムの到達レベルA〜Cから出ます。内科専門医試験がAを中心に出るのに対して、問われる幅が広がります。範囲の違いは総合内科専門医とはで分解しています。[4],[6]
出題内容の原則も公表されている
出題内容は原則として、標準的内科学教科書と日本内科学会雑誌、内科救急診療指針2022に載っている内容です。教材を選ぶときの外枠はここで決まります。
市販の問題集をどれにするかは、この外枠の中での選択です。実際に解いた感触は受験した人の記録を当たってください。
分野を1つ残すと、総合点では見えない
合否判定に関わるのは、筆記試験の総合得点と分野ごとの得点、それに病歴要約の評価です。総合点が届いていても、分野ごとの得点は別に見られます。[4]
試験は200題で、内訳は一般問題50と臨床問題150。総合内科を含めた内科の10分野から出ます。苦手な分野を1つ残すと総合得点の中では見えなくなるので、薄いところから埋めるほうが安全です。
iwor では試験モードを内科専門医にすると、テーマと知識ポイントが国試の内科範囲に学会カリキュラムの追加範囲を足したものに切り替わります。暗記カードとAI講義も同じ範囲で動きます。iwor は日本内科学会の公式教材ではないので、範囲の原典はカリキュラムのほうです。
iwor なら、内科専門医の範囲だけに絞って学べます。
試験モードを内科専門医にすると、テーマ・暗記カード・AI講義・ライブラリが国試の内科範囲+学会カリキュラムの追加範囲に切り替わります。国試のときの記録はそのまま残ります。iwor は医師のためのワークスペースです。
無料ではじめるよくある質問
公式の過去問は手に入りますか
手に入ります。学会が過去問題集を刊行していて、第3集には内科専門医試験188題と総合内科専門医試験132題の計320題が入っています。
カリキュラムは買わないと読めませんか
無料で読めます。全505頁を一括でも分野別でもダウンロードできます。単行本は実費相当の3,000円です。
セルフトレーニング問題は受験する年に解くべきですか
解答解説の案内は12月10日頃で、第54回の試験は11月1日です。知識の確認に使うなら、前の年までに解いておきます。
何から手をつければいいですか
出願要件の確認が先です。セルフトレーニング問題の合格実績が直近5年で2回に届いていないと、範囲を埋めても出願できません。
まとめ
公式に手に入るのは3つです。過去問題集は第3集で内科専門医試験の過去問が入って320題。セルフトレーニング問題は年1回で、解説は試験のあとに届きます。カリキュラムは全505頁をダウンロードできます。市販の問題集はこの外側で選びます。
そのうえで、埋める順番は薄い分野からです。合否には分野ごとの得点が入るので、総合点だけを見ていると1分野の穴は見えません。落ちたあとに何ができるかは総合内科専門医試験に落ちたらにまとめています。
刊行物や企画の内容は回ごとに変わります。価格と販売状況は学会の刊行物のページで確かめてください。
出典
- 1.一次資料日本内科学会「内科専門医試験・認定内科医試験・総合内科専門医試験 過去問題集」 naika.or.jp(2026-09-21 取得)
- 2.一次資料日本内科学会「セルフトレーニング問題」 naika.or.jp(2026-09-21 取得)
- 3.一次資料日本内科学会「内科専門研修カリキュラム(新しい内科専門医制度)」 naika.or.jp(2026-09-21 取得)
- 4.一次資料日本内科学会「(NEW)総合内科専門医試験_試験問題・合否判定 について」 naika.or.jp(2026-09-21 取得)
- 5.一次資料日本内科学会「2026年度 第54回 総合内科専門医 資格認定試験」 naika.or.jp(2026-09-21 取得)
- 6.一次資料日本内科学会「(NEW)内科専門医試験_試験問題・合否判定 について」 naika.or.jp(2026-09-21 取得)
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