当直表の作り方と自動作成|先に決める5つの条件と、埋まらなかった枠に出る理由
目次
当直表を自動で組むというのは、条件を先に決めて、それを守れる組み合わせを機械に探させることです。決めるのは、入れない日、次の当番まであける日数、回数の上限、一緒にしない組、その枠に入れる人の5つです。
手で組むときに決めるものと同じです。違うのは、条件を満たす人がいない枠を、誰かで埋めずに理由つきで残せることです。
iwor の当直表のページには、登録しないで1か月ぶんを組んでみる見本があります。先に手を動かしてから読むほうが早い人は、そちらからどうぞ。
先に決める5つの条件
- 入れない日(本人が出す)
- 次の当番まであける日数
- 月と週の回数の上限
- 一緒にしない組
- その枠に入れる人(この枠には研修医を入れない、休日日直は上級医だけ、など)
iwor で既定のまま効くのは、入れない日と、次まであける日数です。PRO では、月と週の回数の上限、人ごとの上限、一緒にしない組も条件に加えられます。
入れない日の集め方は、当直表の希望の集め方にまとめています。道具ごとの違いは当直表アプリの選び方へ。
登録しないで、1か月ぶんを組んでみる
当直表のページの見本で選べるのは、対象の月、表の種類、メンバーの人数です。表は当直表かオンコール表、人数は2人から10人までです。
入れない日は、平日3日・土3日・日祝3日まで押せます。「自動で割り当てる」を押すと、入れない日を守り、回数が偏らないように組みます。
割り当ての仕組みはアプリと同じものを呼んでいます。組み終わると、表と1人あたりの回数、埋まらなかった枠の理由が出ます。
できるのはそこまでです。保存と共有、画像・PDF の書き出しは登録したあとで、見本で試した内容は引き継がれません。
枠は「当直」だけではない
枠の種類は分けられます。平日当直や休日日直のように、名前と時間を自分で決めて足せます。1日に何人入るかも枠ごとに決められるので、2人体制の日も表せます。
先に当直を決めてからオンコールを組むと、当直で埋まっている日を見ながら割り当てられます。
埋まらない枠は、理由まで出る
条件を満たす人がいない枠は、誰かを押し込まずに空のまま残ります。そのとき、なぜ埋まらなかったかが枠ごとに出ます。
- この日は全員が「入れない日」にしています
- 間隔の条件を守れる人がいません
- 上限(月・週・個人)に達していない人がいません
- この枠に入れる人が設定されていません
理由が分かると、次の一手が決まります。あける日数を1日縮めるのか、上限を1回増やすのか、その枠に入れる人を増やすのか。表を眺めて悩むより早く終わります。
案は最大5つ出て、どれを選んでも条件は守られる
登録して当直表を作ると、中身の違う案が最大5つ並びます。どれを選んでも、入れない日・あける日数・回数の上限は守られます。選ぶのは主催者です。
案ごとに、いちばん多い人と少ない人の差も出ます。差が開いているなら、上限か枠の人数を見直す合図です。
同じ条件なら、同じ案が同じ順で出ます。当直表には「なぜ私が3回で彼が1回なのか」という問いが必ず来るので、条件をそのまま見せて答えられる形にしておきます。
組んだあとの手直しと、配り方
気になる枠は、その枠を選んで担当を差し替えられます。入れ替わるのは、その枠だけです。
配るときは画像か PDF にできます。iwor に登録したメンバーは、仮確定にすると自分の当番をアプリで確認できます。
宿直そのものは、法律で決まっている
医業を行う病院の管理者は、病院に医師を宿直させなければならない、と医療法は定めています。ただし、厚生労働省令で定める場合は例外です。その病院の医師が隣接した場所に待機するなど、入院患者の病状が急変しても速やかに診療できる体制が確保されている場合がこれにあたります。[1]
当直の回数と収入の上限の関係は、専攻医のバイトにまとめています。
よくある質問
当直表は、何から作りはじめますか?
枠の種類と、1日に入る人数からです。そこが決まってから入れない日を集めると、出す側も何日分を空けておけばいいかを判断できます。
文章で頼んで作るのと、何が違いますか?
条件から組む道具は、満たせない枠を埋めずに残します。iwor では、その枠に埋まらなかった理由が出ます。
当番の回数は、平らになりますか?
組んだあとに、いちばん多い人と少ない人の差が出ます。差が大きいときに見るのは、入れない日の偏り、枠に入れる人、回数の上限の3つです。
もう一度組ませると、違う表が出ますか?
同じ条件なら、同じ案が同じ順で出ます。並んだ案から1つを選ぶのは主催者で、どの案でも入れない日・あける日数・回数の上限は守られます。
登録しないで組んだ表は、そのまま配れますか?
配れません。見本は画面で組んで見るところまでです。保存と書き出しは、登録したあとで使えます。
まとめ
当直表づくりでいちばん時間が減るのは、組む作業そのものではなく、条件を先に決めて、埋まらなかった理由を読めるようにすることです。入れない日とあける日数だけでも決めておけば、押し込みのない表が出ます。
出典
- 1.一次資料e-Gov 法令検索(デジタル庁)「医療法(昭和二十三年法律第二百五号)第十六条」 laws.e-gov.go.jp(2026-09-18 取得)
本記事はiwor 編集部が作成し、医師が監修しています。掲載内容は一般的な学習目的の情報であり、 診断・治療の最終判断は必ず一次資料・指導医にご確認ください。 編集方針と監修体制