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J-OSLER・EPOC

J-OSLER の使い方|最初に詰まるのは症例登録ではなく、使い始めの手続き

iwor 編集部6分で読めます
J-OSLER・EPOC なら iwor。症例登録と病歴要約の進み具合を、ひとつの場所で。
目次

J-OSLER は、登録ボタンを押せばその日から使えるようにはなりません。使えるようになるまでに、プログラム統括責任者と研修委員会委員長という2人の承認を待ちます。しかも研修開始日までは、ログインできてもパスワード変更しかできません。3月のうちに準備を済ませようとすると、ここで止まります。[2]

使い始めは4ステップ。うち2回は他人の承認を待つ

日本内科学会が示している専攻医の手順は4つです。自分の作業のあいだに、他人の承認が2回挟まります。

  • Step.1 メールアドレスを登録する……「専攻医 新規登録」から登録すると、そのアドレスに通知メールが届く
  • Step.2 ユーザ情報を登録する……メールのURLから進む。プログラム統括責任者が承認すると、ログイン情報のメールが届く
  • Step.3 担当指導医を登録する……J-OSLER にログインして申請する。研修委員会委員長が承認すると、メールが届く
  • Step.4 準備完了……ここではじめて症例などを登録できる
[2]

承認を出すのは自分ではなく、相手の手が空くのを待ちます。年度の切り替わりは相手も忙しい時期なので、待ち時間は読めないものとして動くほうが安全です。症例の登録が可能になるのは、担当指導医の申請が承認されたあとです。[2]

メールアドレスの登録は、48時間で消える

Step.1 のあと、48時間以内に次の手続きをしないと自動的にキャンセルになります。通知メールが迷惑メールに振り分けられていると、気づかないうちに期限が過ぎます。登録に使うのは、個人に対して発行されているメールアドレスです。[2]

ユーザー登録の画面では会員IDが必須項目ではありません。ただし内科専門医試験の出願時には必要になります。わからないまま進めた場合は、あとで事務局に修正を依頼します。[2]

研修開始日までは、パスワード変更しかできない

担当指導医の申請ができるのは研修開始日からで、最短で4月1日です。それまではログインしてもパスワード変更しか行えません。症例の登録も、最短で4月1日からです。[2]

ここで1つ間違えやすいのが研修開始日の意味です。J-OSLER に入力するのは初期研修の開始日ではなく、専門研修の開始日です。この日付はユーザー情報の登録時に自分で入力します。[2]

年間利用料は、内科学会の会員かどうかで決まる

システムの年間利用料は、日本内科学会の会員ならかかりません。非会員は年額22,000円(税込)です。毎年5月末の時点で入会手続きが完了していない人が支払いの対象になり、支払時期は毎年6月です。利用を始めた時期にかかわらず、研修開始初年度から発生します。[2]

判定されるのは「入会しているか」ではなく「入会手続きが完了しているか」です。手続きには学会側の入金確認まで含まれます。5月末ぎりぎりの申し込みは避けるほうが確実です。[2]

入会そのものには入会金がなく、年会費は9,000円です。手続きは学会サイトでのメールアドレス登録、入会申請フォームの入力、事務局の入金確認の3段階です。[1]

循環器の J-OSLER は、別のシステム

検索して出てくる「循環器J-OSLER」は、日本循環器学会が運用する別のシステムです。専攻医が経験した症例や技術・技能を登録し、指導医が評価するという作りは似ていますが、内科の J-OSLER とは登録先が違います。[3]

循環器J-OSLER の利用対象は2016年以降に医師免許を取得した人です。2027年4月に循環器内科専門医研修を開始する専攻医のユーザー登録受付は、2027年3月1日から8月31日までの予定と告知されています。手順を調べるときは、どちらのシステムの話かを先に見分けてください。[3]

準備が終わったあとに控える3つの山

Step.4 まで進むと、ようやく登録が始まります。そこから先で時間を食うのは次の3つで、それぞれ別の記事にまとめています。

システムそのものの位置づけはJ-OSLER とはで扱っています。AI を使うときの線引きはJ-OSLER と生成AIにあります。

iwor は日本内科学会・日本専門医機構・厚生労働省のいずれの公式システムでもありません。正式な登録と評価は J-OSLER と EPOC で行います。iwor 側でできるのは、修了要件の残りを数字で見ることと、症例・疾患群や病歴要約の下書きを手元に置いておくことです。

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この記事の出どころ

手順・期限・利用料は、日本内科学会が公表している「ご利用までの流れ」によります。循環器J-OSLER の記述は日本循環器学会の公表ページによります。運用は年度ごとに変わるため、実際に手続きをする前に各学会の最新の案内を確認してください。[2],[3]

よくある質問

登録したのに症例を入力できません

担当指導医の申請が承認されているかを見てください。症例の登録が可能になるのは承認後で、最短でも4月1日からです。

研修開始日には何を入れますか

専門研修の開始日を入れます。初期研修の開始日と取り違えやすいところです。ユーザー情報の登録時に自分で入力します。

利用料は必ずかかりますか

日本内科学会の会員ならかかりません。非会員は年額22,000円(税込)で、毎年5月末の時点で入会手続きが完了していない人が対象になります。

循環器J-OSLER も同じ手順ですか

別のシステムです。日本循環器学会が運用していて、2027年4月研修開始ぶんのユーザー登録受付は2027年3月1日から8月31日までの予定です。

まとめ

J-OSLER でまず詰まるのは症例の書き方ではなく、使い始めの手続きです。4ステップのうち2回は他人の承認待ちで、メールアドレスの仮登録は48時間で消え、研修開始日まではパスワード変更しかできません。利用料は5月末時点で内科学会への入会手続きが完了しているかどうかで決まります。ここを4月のうちに抜けておくと、そのあとの症例登録に時間を回せます。

出典

  1. 1.一次資料日本内科学会「入会手続き|各種事務手続」 naika.or.jp(2026-09-26 取得)
  2. 2.一次資料日本内科学会「ご利用までの流れ|専攻医登録評価システム(J-OSLER)」 naika.or.jp(2026-09-18 取得)
  3. 3.一次資料日本循環器学会「循環器J-OSLERについて」 j-circ.or.jp(2026-09-18 取得)

本記事はiwor 編集部が作成し、医師が監修しています。掲載内容は一般的な学習目的の情報であり、 診断・治療の最終判断は必ず一次資料・指導医にご確認ください。 編集方針と監修体制

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